日本だけでなく世界中からマンガの才能を発掘する第4回モーニング国際新人漫画賞の一次選考通過作品が発表された。世界12カ国から22作品が最終選考に選ばれて、今後の最終選考に進む。6月には大賞や副賞などの各賞が発表される見込みだ。 国内にはマンガ家の発掘を目指したマンガ賞は数多いが、そのほとんどは国内で日本語により募集されている。海外には日本での作家デビューをしたいと願うマンガ家、アーティストは少なくないが、応募にはそうした言語が障害になっている。 2007年に講談社モーニング編集部が始めたモーニング国際新人漫画賞は、こうした世界各国の才能を日本で発掘することを狙ってスタートした。世界中からアクセス出来るウェブサイトをベースに、多言語で応募情報を伝える。 さらに第4回からは日本のマンガスタイルだけでなく、コミックス、バンド・デシネなどあらゆる表現スタイルの応募を求めるなど革新的な国際新人漫画賞となっている。海外作家の日本デビューの登竜門としてグローバルに存在感を増している。 グローバルではあるが日本で開催ということで、これまでの優秀作品は東アジア圏からの応募から多かった。前回の第3回では大賞は台湾の王俊璋さんの「Poor Knight」、副賞は同じく林さんの『死神』、一昨年も大賞と2作品あった副賞のひとつと台湾の作家が強さを発揮している。 今年もその台湾からは2作品が応募されている。このほか韓国と中国からそれぞれ3作品、マレーシア2作品、シンガポール1作品と依然アジア圏からの作品が多い。 しかし、一方で最終審査に挙がった国の数は、昨年の9カ国から12カ国に増えている。賞の国際化と各国の実力が上がっている表れだ。ヨーロッパからは、スウェーデン2作品、イギリス2作品、ポーランドからも最終選考に作品が選ばれた。また、イスラエルからも選ばれ、ヨーロッパとイスラエルで6作品となる。 さらに、米国、カナダ、ブラジル、チリと南北アメリカの作品もあり、まさに国際の名前に相応しいコンテストになっている。このなかから未来の大物作家が現れるのか、最終結果の発表を是非注目したい。モーニング国際新人漫画賞 /http://e-morning.jp/mimc/
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