片渕須直監督とマッドハウスのアニメ制作により創られた劇場アニメ『マイマイ新子と千年の魔法』が、フランスとベルギーで大きな賞に輝いた。 2月12日から20日までベルギーのブラッセルで開かれていたアニメーション映画祭第29回アニマ(ANIMA2010)で、大人向け最優秀観客賞とBETV作品賞を獲得した。また、2月3日から16日までフランス・ヴァル=ド=マルヌ県で開催された児童映画を集めた第20回シネ・ジュニア映画祭でも子供たちとその親に選ばれる観客賞を受賞した。ヨーロッパの映画ファンから相次いで、高い評価を受けた。 観客賞は近年多くの映画祭で導入される様。審査委員が選考する各賞と異なり、映画に参加した観客から最も支持を集めた作品に与えられる。映画関係者や批評家が中心になりがちな映画祭で、観客と映画祭の距離が最も近い賞と言える。 『マイマイ新子と千年の魔法』は、国内でも映画の観客から映画評価する声が高まった。ヨーロッパの地でも、同様の評価を得た。国境を越えて同じメッセージが伝わったようだ。 ANIMA2010では、このほか子供向け最優秀観客賞ではりん たろう監督の『よなよなペンギン』が受賞作品となっている。日本アニメ、そしてマッドハウスの劇場アニメが大人と子供の双方の支持を受けた。 ベルギーのANIMAは、ヨーロッパ有数のアニメーション映画祭として知られている。近年の国際アニメーション映画祭のトレンドである日本の劇場アニメーション上映も積極的に取り入れている。昨年は『崖の上のポニョ』、『河童のクゥと夏休み』などが上映された。 今回の受賞について映画祭に訪れた片渕須直監督は、「フランスのシネ・ジュニア映画祭で子どもたちの学級から観客賞を授けられたのにつづき、今度はブリュッセルで大人向け最優秀観客賞です。日本でもたくさんの観客の皆さんにあと押しをいただいています。『観客はどの場所でもこの映画の味方でいてくださる』そう思えるのはたいへん心強いことです」と語る。 昨年夏のロカルノ国際映画祭をスタートに世界各地の映画祭で上映されている『マイマイ新子と千年の魔法』だが、この後もまだ国際的な上映が続く。4月に台湾・台北で行われる2010台湾国際児童フィルム祭では、オープニング作品となることが決まっている。映画『マイマイ新子と千年の魔法』 /http://mai-mai.jp/ロングラン上映中3/13(土)よりシネマ・アンジェリカにて上映決定!ANIMA2010 /http://www.animatv.be/第20回シネ・ジュニア映画祭 /http://www.cinemapublic.org/-Edition-2010-.html?lang=fr (c)高樹のぶ子・マガジンハウス/「マイマイ新子」製作委員会
「第十八回 声優アワード」主演声優賞に市ノ瀬加那と浦和希! 結束バンドが歌唱賞♪ 受賞者のSNSまとめ 2024.3.11 Mon 12:15 「第十八回 声優アワード」の主演声優賞は、『機動戦士ガンダム…