セカンドライフ内のサイバー特区にて、アニメキャラクターのためのアイテムコンペティションが開催される。募集のテーマは『6エンジェルス』と『プリンセスナイン』のふたつで、応募者はふたつのアニメのキャラクターを利用した衣装や乗り物などのデザインを提出する。 応募されたアイテムは、キャラクターライセンスを提供するバンダイチャンネルが一次審査をする。一次審査後アイテムの発表会を行い、優秀作品を決定する。一次審査を通過した作品は、サイバー特区にて商品として販売することも可能となる。 アイテムコンペティションの募集は1月25日から始まっており、2月17日まで受け付け。一次審査発表は2月28日、即売会も行われる。さらに優秀作品は3月13日に決定する。 応募にあたってはサイバー特区への登録への登録は必要ないが、サイバー特区の「ライセンスプール使用条件」を遵守しなければいけない。また、アイテムの販売・配布を行う際には、サイバー特区への登録が必要だ。 今回のコンペテイションの舞台となるサイバー特区は、総務省が推進する「メタバースにおけるデジタルコンテンツ流通のルール整備事業」の調査研究の一環として設けられたものである。メタバース(仮想世界)におけるライセンスビジネス、クリエイター育成も行われている。メタバースの特性を生かし、日本のアニメやマンガなどのコンテンツの国際競争力強化を目指している。 サイバー特区の中には権利者から預かった作品やキャラクターをクリエイターが利用出来る「ライセンスプール」や、またランセンスプールのキャラクターなどを利用した作品公開も出来る「クリエイター特区」などがある。今回のコンペテイションも、こうしたメタバース上でのアニメの2次利用振興狙ったものとなる。 最近は、話題になることやや少なくなっているセカンドライフだが、サイバー特区「ライセンスプール」の掲げるネット上の限られた空間に限定したライセンスの開放というアイディアは依然興味深いものである。 同様の試みにはメタバースではなく、主催者の運営するサイト内限定でマンガやアニメの2次利用を開放する「OPEN POST」の試みもある。2次創作文化の盛んな日本おいて、こうした試みがどのように育って行くか気になるところだ。企画運営Field(セカンドライフ内ブランドDo-CHARATT) /http://ds-field.com/イベント詳細 /http://docharatt.slmame.com/バンダイチャンネル/http://www.b-ch.com/contents/about/outline.html[ライセンスプール]デジタルハリウッド大学院セカンドライフ研究室C特区事務局/http://ma.3u.com/
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