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メディア芸術祭 iPhoneアプリとtwitterでコミュニケーション

 2月3日から14日まで開催される第13回文化庁メディア芸術祭は、展示、企画、作品などの詳細を発表した。アートからエンタテインメント、アニメーション、マンガまで、メディアを切り口に多彩な作品を取上げるイベントに相応しく、広い領域から様々な作品、クリエイター

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 2月3日から14日まで開催される第13回文化庁メディア芸術祭は、展示、企画、作品などの詳細を発表した。アートからエンタテインメント、アニメーション、マンガまで、メディアを切り口に多彩な作品を取上げるイベントに相応しく、広い領域から様々な作品、クリエイターが登場する。
 国立新美術館で行われる企画展示には、メディア芸術祭の受賞作およそ180点が登場する。このほか11のシンポジウム、50のプレゼンテーション、さらにライブパーフォーマンス、上映会が用意されている。例年にも増して充実した内容が2010年の特色となる。

 一方で、あまりの企画の多さに、いつ何を見ればいいのか戸惑うかもしれない。そんな人のために、今年のメディア芸術祭は、イベントを積極的に楽しんでもらうためのiPhoneアプリを提供する。
 App Storeから無料でダウンロード出来るアプリケーションを使うと展示作品の解説が見られるほか、場内のエリアを確認出来るMAP機能、来場当日のシンポジウムやプレゼンテーション、上映プログラムをチェック出来るリアルタイムスケジュール機能が利用可能になる。

 さらに作品や展示会の感想をtwitterを利用してつぶやくと、その感想が会場内のディスプレイに表示される。メディア芸術らしいインタラクティブ性を取り入れる。
 インタラクティブな試みでは、デジタルサイネージサービス「フキダシステム」も注目される。これはインフォメーションウォールと名づけられた場所の前を通ると、通行人を追いかけるように展覧会情報が吹き出しとなって壁に映し出されるものだ。

 一方で、アニメ、マンガに関心にある人は、やはり事前にスケジュールを押さえておきたい。シンポジウムでは、毎年恒例の受賞者シンポジウムはやはり見所となる。
 2月7日16時からのアニメーション部門受賞者シンポジウムには、『サマーウォーズ』の細田守監督、『東京マグニチュード 8.0』の橘正紀監督、そして鈴木伸一さんが登壇する。マンガ部門は2月11日13時から、『ヴィンランド・サガ』の幸村誠さん、しりあがり寿さん、細萱敦さんが出演者となる。

 ゲームファンには、ゲームクリエイター宮本茂さんとゲームデザイナー河津秋敏さんがトークする2月5日の功労賞受賞者シンポジウムが話題を呼びそうだ。同様に、2月11日の特別功労賞受賞者シンポジウムでは、故金田伊功さんについてアニメ評論家氷川竜介さんとりんたろう監督が1時間半にわたって語る魅力の企画だ。
 このほか2月3日にはテーマシンポジウム「マンガとアートが出会うとき」もある。イベント全体が様々な芸術領域の融合を表現しているだけに、これ以外の企画も参加してみると新たな発見があるに違いない。

 受賞者プレゼンテーションも見逃せないものが多い。2月3日に登場するウィスット・ポンニミットさんは、13年のメディア芸術祭の歴史でマンガ部門初の海外からの受賞者となった。
 アニメーション部門では優秀賞受賞『屋根裏のポムネンカ』イジィ・バルタさん(2月4日)、『The Cable Car』フランク・バーンさん(2月5日)、奨励賞『アニマルダンス』大川原亮さん(2月6日)の3人が、作品を作者自ら紹介する。チェコが生んだ世界的なアニメーション作家イジィ・バルタさんのプレゼンテーションは必見だろう。

文化庁メディアプラザ /http://plaza.bunka.go.jp/
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