2009年米国アニメコンベンション成長続くも伸び率鈍化 | アニメ!アニメ!

2009年米国アニメコンベンション成長続くも伸び率鈍化

 北米の日本アニメ・マンガイベント(アニメコンベンション)の情報サイトANIMECONS.COMが、毎年恒例となっている北米で開催されたアニメコンベンションの動員者数ランキングを発表した。
 ANIMECONS.COMによれば、北米のアニメコンベンションの参加者は伸び率こそ鈍

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 北米の日本アニメ・マンガイベント(アニメコンベンション)の情報サイトANIMECONS.COMが、毎年恒例となっている北米で開催されたアニメコンベンションの動員者数ランキングを発表した。
 ANIMECONS.COMによれば、北米のアニメコンベンションの参加者は伸び率こそ鈍っているものの2009年も引き続き増加した。ベストテンにランキングされたコンベンションの参加人数は実数で18万3000人を超えた。

 1位と2位はここ数年と変らず、参加者44000人のロサンゼルスのアニメエキスポ(AnimeExpo)がトップ、ボルチモアのOTAKONがこれに次いでいる。OTAKONの参加者26350人には大会スタッフや企業関係者、プレス関係を含んでおらず、実際にはもう少しトップとの差は小さいと見られる。
 3位には、開催3年目のニューヨーク・アニメフェスティバルが21388人、4位はシカゴのアニメセントラルの17249人、5位はシアトルの桜コンの16586人が続く。ANIMECONS.COMは、2大イベントの参加者が頭打ちになっている一方で、その次のクラスの桜コン、アニメボストン、ファニメコン(9位15000人・シリコンバレー)の成長を指摘する。また、今の傾向が続けば、最も歴史を持つA-KON(6位16037人・テキサス)は近いうちにランキングから姿を消すとする。

 2009年のアニメコンベンションの動向は、伸び率が鈍ったとはいえ不況の中、特に北米のアニメ関連企業の苦しい経営環境を見れば、数少ない明るいニュースである。しかし、2010年にはアニメコンベンションも大きな変化の波を受けそうだ。
 ニューヨーク・アニメフェスティバルはその好調な参加人数にも関わらず、2010年はニューヨーク・コミコンと事実上統合される。ANIMECONS.COMも、2010年のランキングには同イベントは含まない予定とする。
 また、今回のランキング発表とほぼ同時に明らかになったアニメエキスポの経営陣の混乱は、全米最大の動員数を誇るこのイベントの運営にも影響を与えるだろう。アニメコンベンションはアニメファン動向の指標のひとつともなっている、それだけに2010年も注意深く見守る必要がありそうだ。

1. アニメエキスポ 44000人(概算:全参加者)
2. オタコン 26350人 (チケット購入者)
3. ニューヨーク・アニメフェスティバル 21388人(全参加者)
4. アニメセントラル 17249人(全参加者)15463人(チケット購入者)
5. 桜コン 16586人(全参加者)
6. A-Kon  16037人(全参加者)
7. アニメボストン15438人 (チケット購入者)
8. アニメノース 14800人 (概算:チケット購入者)
9. ファニメコン 15000人(概算:全参加者) 14000人 (概算:チケット購入者)
10.アニメウィークエンドアトランタ 11717人 (チケット購入者)
[ANIMECONS.COM調べ]
*いずれも実数

ANIMECONS.COM  /http://www.animecons.com/
/Ten largest North American anime conventions of 2009

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