12月6日からファミリー劇場で、子供とそのお母さんに向けたCGアニメ『コケッコーさん』がスタートする。番組は1話2エピソードの30分番組、10匹のひよこたちとそのお母さんコケッコーさんの楽しい日常を描く。 作品はかろくこうぼう さんによる同名の絵本を原作としている。この絵本はかろくこうぼうさんが木や粘土で作った立体制作物を舞台の様に設えて、写真に撮ったものを絵本としている。何ともユニークな作品だが、その立体感をそのままにCGアニメとしたのが番組の魅力だ。 10月26日、この『コケッコーさん』の完成披露プレス試写イベントが開かれた。イベントには原作者でかろくこうぼうのユニットを組むにしやまかずひろ さん、うらのかろく さんのご夫婦と、主役のコケッコーさんを演じる三石琴乃さんが出演した。 うらのさんは今回のアニメ化について、「小物のひとつひとつまで原作に忠実で、とっても感激です」、にしやまさんも「細かく作って隠れていたようなものも作ってある」と喜んでいた。 今回、会場には、ふたりが撮影のために作った立体造形の数々が展示されており、アニメのもとなった世界が紹介されていた。その細やかさとかわいさに驚かされるが、それらがまるで動き出したかのような今回のアニメ映像にはさらに驚かされた。 コケッコーさんを演じる三石琴乃さんは、最初は番組名だけで役柄を知らなかったと告白。後からコケッコーさんと聞いてうれしい驚きだったとのことだ。 最初はお母さんということもあり、野太い声で演じたそうだが、「若く、元気な感じで」とアドバイスされたという。それが、今回の明るいお母さんのイメージになった。 さらに現在子育て中の三石さんは、自分の子育て体験をアフレコの現場に活かしている。アフレコ中は、私だったらこう言うと考えてアドリブを入れることも少なくない。「私の感じた子育てのエッセンスを入れている」と、役作りにも力が入っている様子だ。 また『コケッコーさん』は、日本と韓国の共同プロジェクト作品でもある。シリーズ構成と脚本は日本、CG制作が韓国で行われている。日本の放送に先立って、韓国の大手放送局KBSでも11月から放送される予定だ。 作品で描かれる家族や友情、助け合いはといったテーマは世界共通だという。作品は国境を越えて愛されることになりそうだ。ファミリー劇場 /http://www.fami-geki.com/『コケッコーさん』 /http://www.fami-geki.com/info/index.html#kokeko12月6日 ファミリー劇場にてスタート毎週日曜日18時半~19時放送(リピート放送 毎週月曜日19時半~、土曜日6時半~)[スタッフ]原作: かろくこうぼう(フレーベル館刊)総監督(日本): 望月敬一郎シリーズ構成: 藤井青銅脚本: オフィスDEMキャラクター原案: かろくこうぼう音響監督: 久保宗一郎音楽製作: ティーワイエンタテインメントアニメーション制作: POPORO MEDIA製作: コケッコーさん製作委員会
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