準大賞にアニメ作品 デジタル・コミック大賞2009発表 | アニメ!アニメ!

準大賞にアニメ作品 デジタル・コミック大賞2009発表

 宝島ワンダーネットが主催するデジタル・コミック大賞の2009年の結果がこのほど発表された。賞金250万円を受け取る大賞には、ancouさんのマンガ作品『田んぼの記憶』が選ばれた。また、準大賞は、久海夏輝さんが制作したショートアニメーション『SORA』である。

ニュース
注目記事
 宝島ワンダーネットが主催するデジタル・コミック大賞の2009年の結果がこのほど発表された。賞金250万円を受け取る大賞には、ancouさんのマンガ作品『田んぼの記憶』が選ばれた。また、準大賞は、久海夏輝さんが制作したショートアニメーション『SORA』である。
 デジタル・コミック大賞は今年で3回目、デジタル分野のクリエイターの発掘を目的に開催されている。募集部門は今年より、マンガとアニメのふたつにフォーカスしコミック・アニメ部門に再編されている。また、デジタルコンテンツ関連の賞としては、かなり高額な賞金も注目を浴びている。

 今年のコンテストに多数の作品が寄せられ、2次審査に50以上、最終審査にはマンガ6作、アニメ5作が選ばれた。この11作品から、今回の各賞が決定した。
 審査にあたったのは、コミティア代表で「ぱふ」の代表も務めたこともある中村公彦さん、オタクの分野から建築にアプローチする明治大学国際日本学部の森川嘉一郎准教授、そしてコロムビアミュージックエンタテインメントでアニメ製作を行う前山寛邦さん、デジタル・コミック大賞湯川正事務局長である。個性的で確かな目を持つ審査員である。

 そうしたなか『田んぼの記憶』は、いままでのマンガと異なる独特の空間表現、映像化を意識したような絵コンテようなの作画タッチの中に、非日常的なストーリーが違和感無く埋め込まれていているとし、高評価を獲得した。審査員のいずれからも高い評価を受け、今回の大賞受賞につながった。
 一方、アニメ作品では、『SORA』が高い完成度を持ちながら16分の長尺を実現していることなどから、アニメ作品の最高作とされた。この結果大賞と準大賞をマンガとアニメで分け合った。そのほかか作4作品、事務局奨励賞が1作品選ばれた。

 デジタル・コミック大賞は、インターネット、モバイルから優れた作品を発信することも目指している。受賞作品は、今後随時宝島ワンダーネットの運営する携帯サイト「ワンコミ」での配信を予定する。 

【デジタル・コミック大賞 2009 受賞作品】

大賞
  『田んぼの記憶』 ancou

準大賞
  『SORA』 久海夏輝

佳作
  『かわいい おいしい バリ日記』 マツダシホ
  『PKG』 G23
  『ストレイジブリングス』 ぴこぴこリョウ
  『3つのマシュマロ』、『ミソラビ』 キャラテレブー

事務局奨励賞
  『お館さまとわたし』 一訶
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集