9月24日から幕張メッセで始まった東京ゲームショウ(TGS)2009は、アニメやマンガ関係者とっても見逃せない大型イベントである。コンテンツのマルチメディア展開が益々活発する中で、アニメ・マンガからのゲーム化、ゲームのアニメ化、マンガ化は日常茶飯事となっているからだ。 それだけにアニメ、マンガ関連の大きな発表が、TGSの中で行われることも増えている。開催初日の9月24日には、PSP向けのマンガ配信サービスやマイクロソフトによるアニメプロジェクト『Halo Legends』の公開、『.hack//Link』アニメ化などが発表されている。 そうしたアニメやそのキャラクターとの結ぶつきの大きなゲーム会社に、バンダイナムコゲームスやスクウェア・エニックスの名前を挙げることが出来る。 特に、アニメやマンガ事業に力を入れるスクウェア・エニックスは、12月10日発売予定のWii向けソフト『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST -黄昏の少女-』を大きく取上げていた。 荒川弘さんの原作からスピンオフするかたちで登場する『黄昏の少女』は、原作に匹敵するストーリー性がウリである。TGS展示ホールのスクウェア・エニックスブースでは、ゲームの紹介に合わせてアルの巨大なフィギュアなども展示する。 なかでも目を惹いたのは、ゲーム中のアニメーションパートの複製原画展示である。ゲームの原画は、あまり目にすることがないものだけに興味深いものだ。その絵からは、作品のアニメーションパートがかなりのハイクオリティで制作されていることが分かる。 また、スクウェア・エニックスの特長は、ゲーム、アニメだけでなく、オンライン、モバイルとのアニメ、マンガの連動にも力を入れていることだ。 9月24日に発表があったばかりのPSP向けのマンガ配信は、早速4タイトルでのデモストレーションを行っている。 同社のマンガ作品をモバイルで提供する「ガンガンモバイル」の紹介も、TGSという会場では異色のものだ。アニメ関連では10月から配信開始を予定する「GUIN SAGA mobile」も大きく紹介されていた。 『GUIN SAGA』は9月にBSでの放映を終了するが、10月からいよいよ地上波放送を開始する。これに合わせた新たな動きのようだ。スクウェア・エニックス /http://www.square-enix.co.jp鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST -黄昏の少女-/http://www.square-enix.co.jp/haganefa2/ガンガンモバイル /http://www.square-enix.co.jp/mobile/mgangan.html
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