ヴェネチア映画祭で「よなよなペンギン」公式記者会見開催 | アニメ!アニメ!

ヴェネチア映画祭で「よなよなペンギン」公式記者会見開催

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 9月2日から12日まで、イタリアで開催されていた第66回ヴェネチア国際映画祭では今年も数多くの映画が紹介され、多くのドラマが生まれた。日本の劇場アニメ『よなよなペンギン』も、そうした中のひとつである。
 りんたろう監督による『よなよなペンギン』の上映は、ヴェネチア国際映画祭からの特別招待によるものだ。日本を代表するアニメ監督による、日仏共同製作の大作映画にスポットをあてた。

 映画祭の最終日となる9月12日には、作品上映を終えたりん監督、日本のマッドハウスのプロデューサー丸山正雄さん、フランスのプロデューサー デニス・フリードマンさんの3人が登壇する公式記者会見が行われた。
 今回の映画の見所は、やはり、日本を代表するアニメスタジオであるマッドハウスが、初めて手掛けたフルCGのアニメーション映像である。記者会見の内容もこの映像に触れるものが多かった。

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        (C) Vittorio Zunino Celotto / Getty Images

 りん監督は、「45年間2Dをやってきたけど、コンピュータの将来性、未来性を感じて、日本独特の2Dのテイストでどこまで出来るのか挑戦してみたいと思った」と今回のCGによる映像創りの思いを語る。
 そして、「非常にシンプルに、でも動く絵本のような映画を作りたいと思いました。2Dアニメーションの世界は背景が重要なモチーフ。それが日本アニメの特徴。それをフルCGで、詳細に描くことで主人公の人物像も浮かび上がるんです」と背景を重視することで、日本の2Dアニメの良さを引き出したと説明する。

 また、プロデューサーの丸山正雄さんによれば、作品は企画が立ち上がってから10年、動き出してから7年、さらに現場の制作には5年がかかっていると、長い年月をかけた非常に大掛かりなプロジェクトであった。
 さらに、「監督とは前に『メトロポリス』を作ってます」と言い、『メトロポリス』を製作した結果、世界から立ち遅れているCGアニメーションの分野で挑戦すべきだと思い立ったことを紹介する。そのうえで『メトロポリス』は今回の布石だった、『よなよなペンギン』が日本の最初のCGアニメとして世界に羽ばたくものになったと思うと、作品に自信をみせる。

 また、作品のもうひとつの特徴である日仏初の長編アニメーションの合作については、デニス・フリードマンさんが、「りん監督の作業は大変だったし、文化の違いもありましたが、アニメとイメージの関係性を、日仏同じようにもっているとわかりあえたと思いますし、強力なチームワークを築けたと思います。お互い、素晴らしい作品を生み出そうという共通した意識があったので非常に高い作品が出来たと思います」と共同製作に大きな成果があったことをアピールした。
 作品は日本国内では12月23日から全国ロードショーとなる。クリスマスに相応しい美しく華やかな映像の凱旋上映となるだろう。

『よなよなペンギン』 /http://yonapen.jp/
12月23日よりロードショー
配給: 松竹

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(c) 2009 りんたろう・マッドハウス/「よなよなペンギン」フィルムパートナーズ・DFP
《animeanime》
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