ワーナー DCコミックス経営統合発表 コミックス出版スタジオ傘下へ | アニメ!アニメ!

ワーナー DCコミックス経営統合発表 コミックス出版スタジオ傘下へ

ニュース

 ウォルト・ディズニーによる大手コミックス出版社マーベル・エンタテインメントの電撃的な買収発表からおよそ2週間、今度はワーナー・ブラザースがDCコミックス(DC Comics)を経営統合することが明らかになった。9月9日、ワーナー・ブラザース・エンタテインメントは、DCエンタテインメント(DC Entertainment Inc.)を新たに設立し、大手コミックス出版社DCコミックス(DC Comics)を経営統合する。
 DCコミックスは、これまでワーナー・ブラザーズと同じタイム・ワーナーグループ内で独立した出版子会社となっていた。今回はワーナーが、出版・キャラクター・ライセンス事業部署としてそれを取り込む。

 DCエンタテインメントはワーナー・ブラザース・エンタテインメントの事業部として、『バットマン』や『スーパーマン』などDCコミックスのキャラクターに関するビジネスを統括する。ワーナーの各事業と連携したビジネス展開を目指す。
 またDCエンタテインメントはDCコミックス出版事業を引き継ぎ、毎月90冊のコミックスと30冊のグラフィックノベル(単行本)を発刊する。これに加えて今後は映画、テレビ、インタラクティブメディア、商品展開を積極的に押し進める。一気に事業の多角化を図る。

 DCコミックスは、1935年に創設され今年で75周年を迎える。マーベルと並ぶ米国のコミックスの2大出版社のひとつである。2社は他の出版社と比べると飛びぬけた規模を誇る。しかし、近年マーベルがライセンス事業、映画事業に進出し、ビジネスを拡張する一方で、伝統的な出版業に重点を置くDCの出遅れ感が目立っていた。
 さらにそのマーベルが巨大なコングロマリット ディズニーに買収されたことで、危機感を持ったタイム・ワーナーグループがワーナー・ブラザースとの経営統合でビジネス拡大を目指すことにしたと見られる。

 今回のワーナーによるDCの経営統合で、米国の2大コミックス出版社がいずれも、ハリウッドの映画会社の傘下組み込まれたことになる。コミックス出版も映画やテレビ、音楽と並ぶ、ハリウッドのエンタテインメントビジネスのラインアップのひとつというわけだ。
 米国ではアメリカン・コミックスを原作とした映画が近年大ヒットとなるケースが増えている。それだけでなくコミックスのキャラクターは、映画やテレビ番組、キャラクタービジネス、テーマパークなど様々な事業に活用される。そうしたコンテンツの源になるコミックス出版社は、メディアコングロマリットと近い存在なのかもしれない。

ワーナー・ブラザース(日本) /http://www.warnerbros.co.jp/
DCコミックス /http://www.dccomics.com/
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集