寡作の作家ライアン・ラーキン 9月19日より劇場公開決定 | アニメ!アニメ!

寡作の作家ライアン・ラーキン 9月19日より劇場公開決定

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 2007年に他界したカナダのアニメーション作家、ライアン・ラーキン氏のアニメーションと同氏にまつわる7作品を一挙上映する『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』が、9月19日より渋谷ライズXなどで順次公開になる。

 ライアン・ラーキン氏は、寡作の作家として知られている。幼少の頃から絵画の才能に秀でていたラーキン氏は、19歳でカナダ国立映画制作庁(NFB)に採用されると早くも頭角を現した。25歳で『ウォーキング』が第42回アカデミー賞の短編アニメーション部門にノミネートされるなどで一躍注目を浴びることになった。
 しかし、その反動からか自失の苦悩によるコカイン常用するなどし、自らNFBを去る。そして、アニメーション業界からも去り、ホームレスとなった。

 その後、2000年に転機が訪れる。カナダで毎年開催されているオタワ国際アニメーションフェスティバルのディレクターにラーキン氏は再び発見され、フェスティバルの選考委員の1人となる。
 その際に同じく選考委員だったクリス・ランドレス氏が監督となり、ラーキン氏をテーマに『ライアン』を制作した。作品は第77回アカデミー賞の短編アニメーション部門で受賞した。これによりラーキン氏はアニメーション業界の表舞台に返り咲いた。

 そうした稀有な才能を持ち、数奇な人生を送ったラーキン氏。劇場では、『ウォーキング』や『ライアン』のほか、『シティスケープ』、『シランクス』、『ストリート・ミュージック』といった往年の名作から、『スペアチェンジ 小銭を』も上映される。
 『スペアチェンジ 小銭を』は、2007年に世を去ったラーキン氏の意志を継いで昨年完成した最新作だ。また、ドキュメンタリーのダイジェスト『ライアン・ラーキンの世界 特別版』も上映される。

 一方、NFB採用時にラーキン氏を見出したノーマン・マクラレン氏によるDVD『ノーマン・マクラレン マスターズ・エディション』および『ノーマン・マクラレン 傑作選』も8月5日に発売された。
【真狩祐志】

ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション 
/http://www.ryan-animation.com/
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