フジTV短編アニメ大賞開催 TV局のクリエイター囲い込み激化? | アニメ!アニメ!

フジTV短編アニメ大賞開催 TV局のクリエイター囲い込み激化?

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 フジテレビは動画共有サイト「ワッチミー!TV」と共同で、「フジテレビ短編アニメ大賞」を開催することを決定した。8月10日より、ワッチミー!TVを利用した作品の募集をスタートする。
 ワッチミー!TVは、フジ・メディア・ホールディングスとチームラボが出資するフジテレビラボLLC合同会社が運営する。サイトには、プロ、アマ問わず様々な映像が投稿されている。テレビ放送局であるフジテレビと連動した独自のコンテンツ発掘や新しい才能のプロデュースを目指している。

 主催者によれば、フジテレビ短編アニメ大賞は、現在、日本の短編アニメーションに注目が集まっていることから短編アニメーションの新たな可能性の模索するために生まれた。未来の人材、コンテンツ発掘を目的とし、大賞作品にはフジテレビがメジャーデビューにむけ全力で支援をする。
 応募はプロ・アマ問わず、グループでも可能である。オリジナル作品であればこれまで他で発表された作品でも応募出来る。
 作品の内容については、既成のアニメ概念には捉われない。応募者本人がアニメと認識していれば、ジャンル・テーマも問わないとし、これまでにないようなアイディアや才能を望んでいることが伺われる。

 応募作品は全て「ワッチミー!TV」で公開され、視聴者やフジテレビプロデューサーなどの審査員によって評価される。1次審査はワッチミー!TVでの視聴回数などがベースとなり、第2次審査は応募者との面談、さらに第3次では審査員による最終審査に進むといったなかなか厳しいハードルが設けられる。
 それだけに大賞受賞作品の扱いも大きい。大賞作品は、2010年4月上旬のフジテレビの特別番組で放送予定だ。大賞と佳作は、2010年3月下旬の「ワッチミー!TV」で発表される。

 放送局により新人クリエイター発掘は、2000年にNHKが始めたデジタル・スタジアムが先駆けとなっている。同番組は新人映像作家の登竜門となり、アニメーション分野でも数多くの才能を輩出した。
 またテレビ朝日はブロスタTVとのコラボレーションで、同様のクリエイター育成、発掘企画を行っている。詳しい内容は明らかになっていないが、先日テレビ東京が明らかにしたアニプレックスと共同プロジェクト「アニメノチカラ」でも、新鋭のクリエイターの映像作品に言及している。

  こうした人材育成は、単なるクリエイター支援を超えたビジネスの思惑もあるだろう。今年は米国アカデミー賞短編アニメーション部門で加藤久仁生さんの『つみきのいえ』が受賞に輝いた。受賞後のビジネスの拡大は、短編アニメーションの商業的な可能性を再認識させる。
 さらに古くは新海誠さん、ウェブアニメ出身のラレコさん、FLOGMANさん、今年は『センコロール』を劇場公開する宇木敦哉さんら、アニメーション作家からメジャーシーンに躍り出る才能は益々増えている。放送各局のクリエイター発掘は、こうした潮流とも結びついている。

フジテレビ短編アニメ大賞 /http://www.watchme.tv/e/fujianime/
ワッチミー!TV /http://www.watchme.tv/

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「フジテレビ短編アニメ大賞」

募集期間: 2009年8月10日~2010年1月12日
応募資格: プロ・アマ問わず。グループでの応募も可能。
応募方法: フジテレビ系動画共有サイト「ワッチミー!TV」で投稿
各賞: 
大賞(1作品) 賞金100万円 
佳作(数作品) 賞金10万円
結果発表: 2010年3月下旬に「ワッチミー!TV」上。
主催: フジテレビジョン・ワッチミー!TV
詳細はワッチミー!TVにて確認ください。
《animeanime》
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