マーベル 第2四半期は増収減益 ライセンス収入の下げ幅大きい | アニメ!アニメ!

マーベル 第2四半期は増収減益 ライセンス収入の下げ幅大きい

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 米国のコミックス出版・キャラクター事業のマーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment)の第2四半期までの決算が発表された。2009年1月から6月までの売上高は3億1320万ドルと前年同期の2億6940万ドルを上回った。第2四半期単独では1億5690万ドルから1億1630万ドルに減少したが、第1四半期の映画関連の収入が数字を大きく押し上げた。
 一方純利益は上半期で7530万ドル、前年同期の1億040万ドルを下回っている。第2四半期の売上高減少の大きな部分が、利益率の高いライセンス事業だったためである。

 マーベルによれば、今回のライセンス事業部門の減少は、予想の範囲のものである。前年同期には、映画『アイアンマン』と『インクレディブル・ハルク』に関する初期の収入が集中し、2007年に劇場公開された『スパイダーマン3』の収入もあったが、今回はそれらがなくなったためである。
 米国のメディア、アナリストの多くも事前の業績予想は減益としていたため、今回の結果はむしろ期待以上との見方になっている。決算発表後の株価は堅調に推移している。

 ライセンス収入の減少により、上半期の売上高は映画事業が1億2310万ドルとライセンス事業の1億3260万ドルに迫る規模になった。映画事業は、最早マーベルの主力事業と言っていいだろう。
 しかし、利益面ではライセンス事業の営業利益が9290万ドルに対して、映画事業は2730万ドルと依然ライセンス事業の収益率の高さが際立っている。
 また、コミックス出版を手がける出版事業は、売上高5750万ドルと前年同期の5830万ドルから微減に止まった。景気停滞による影響は、少なくともマーベルには及んでいないようだ。ただし、営業利益は2160万ドルから1790万ドルへと減少した。

 マーベルは今後の見通しについては、2010年5月に劇場公開される『アイアンマン2』、2011年に公開される『Thor』、『The First Avenger: Captain America』、2012年公開の『The Avengers』の4つの劇場映画が鍵とする。
 逆に言えば、自社スタジオの大型劇場映画のない2009年は、今後の大きな伸びは期待出来ないことになる。テレビアニメーションやゲームソフトなど、マルチメディアの展開が重要となる。

 一方、テレビアニメ作品は、2009年第3四半期に自社スタジオによる『The Super Hero Squad』がカートゥーンネットワークで始まる。さらに2011年には『The Avengers: Earth’s Mightiest Heroes』の放映を予定する。
 ラインセンス供与によるテレビアニメ制作は、ニックトゥーン(Nicktoons)での『Iron Man: Armored dventures』、『Wolverine and the X-Men』、ディズニーXDの『Spectacular Spider-Man』など多彩なラインアップになっている。

マーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment) 
/http://marvel.com/
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