テレビ東京の平成22年3月期第1四半期の決算は、連結売上高が268億3000万円と9.9%の減少となったものの利益面では大きな改善が見られた。 営業利益は13億700万円(前年同期比208.3%増)、経常利益は13億9800万円(同214.7%増)、四半期純利益は10億6500万円(同506.6%増)である。番組制作費削減や減収に伴う代理店手数料の減少、映画事業収支の改善などが利益に貢献した。 このうち放送事業は、放送収入でタイム収入、スポット収入がいずれも前年同期を下回った。売上高は229億2800万円(前年同期比8.6%減)となったが、営業利益は8億7200万円(同420.5%増)であった。 コンテンツ事業やイベント収入から構成されるライツ事業の売上高は43億1000万円(同16.7%減)である。一方、営業利益は4億7300万円(同60.2%増)となった。 また、同社が力を入れるライツ事業では、アニメ関連が引き続き大きな存在となった。ライツ事業全体の31億5100万円のうち6割近い18億2000万円がアニメライツからの収入になる。 しかし、前年同期比ではアニメライツは、22.1%減少と厳しい数字になっている。テレビ東京はこれについて、DVDなどの映像パッケージの不調に言及している。 ライツ事業全体の売上げ上位には、アニメ作品が並ぶ。番組別の売上高1位は『NARUTO』、2位が『遊戯王デュエルモンスターズ』、3位は『D.Gray-man』である。テレビ東京は『遊戯王デュエルモンスターズ』について、今年6月から米国カートゥーンネットワークでの放映も始まり、海外でも引き続き堅調であるという。 一方、粗利益でも『NARUTO』が1位となっており、同作がテレビ東京のアニメ事業を支えていることが分かる。2位は売上高ではベスト3に入らなかった『ポケットモンスター』で、作品の効率的なビジネスを伺わせる。3位は『遊戯王デュエルモンスターズ』であった。テレビ東京 /http://www.tv-tokyo.co.jp/
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