今年から新たにコ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフェスティバル)のオフィシャルイベントとなったライセンシングアジア2009と東京コンテンツマーケット(TCM)2009が、同時開催されることになった。 両イベントは10月14日から16日まで、同じ東京ビッグサイトで展示会形式の見本市を行う。キャラクターを中心に、多彩なライセンスビジネスを行うふたつのイベントを同時開催することで、相乗効果を狙う。 ライセンシングアジアは、世界的なライセンスビジネスの業界団体LIMAの日本支部が運営を行っている。海外企業、外資系企業に強みを持ち、ハリウッドメジャーなどの世界的な大企業も参加する。2009年は、イベントの大幅な強化策を導入しており、来場者数は昨年の1.5倍、1万2000人を目指している。 一方、東京コンテンツマーケットは今年で8回目を迎える中小企業や個人クリエイターが制作するオリジナルのコンテンツのビジネス化を目的としたビジネスイベントだ。ビジネス化前のキャラクターやイラストレーション、ウェブコンテンツ、さらにアニメーション作品などが取上げられている。 両者は見本市としての性格は異なるが、キャラクターなどの扱うコンテンツ領域は重なる部分が大きい。 今回は、こうした性格が異なる見本市を並べることで、来場者の新たな流れを生み出すこと狙うようだ。特にTCMの側では、関連ビジネスのプロの来場を期待したいところだろう。 TCMは開催当初、東京フォーラムの展示場施設を利用した単独開催を行っていた。その後、東京国際映画祭とその併設マーケットであるTIFFCOMとの相乗効果を狙い、六本木ヒルズに会場を移した。 昨年までは、東京国際映画祭の期間中にこの六本木の会場で行われていた。しかし、TCMの作品が必ずしも映像作品ばかりでないこともあり、相乗効果は限定的だったとみられる。今回はキャラクターという観点から、ライセンシングアジアとの連動に切り替えられたようだ。 東京国際映画祭、TIFFCOMとは切り離されたかたちだが、TCM2009の会期は10月17日から始まる東京国際映画祭の直前に置かれる。さらに、アニメーションと新しいビジネスの出会いを目指すJAM2009も、東京・秋葉原で10月15日から18日に開催される。 このため10月14日からライセンシングアジア2009、TCM2009、JAM2009、TIFFCOMとコンテンツ関連の見本市が途切れることなく集中開催されることになる。ライセンシングアジア2009 /http://www.licensing-asia.jp/東京コンテンツマーケット(TCM)2009 /http://www.kanto.meti.go.jp/event/20090525tokyocontentsmarket.html
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