東映アニメ 映像企画部新設 CG、3-D、ネット、海外向け等企画 | アニメ!アニメ!

東映アニメ 映像企画部新設 CG、3-D、ネット、海外向け等企画

 国内最大手のアニメ制作会社である東映アニメーションは、7月1日付で新たに映像企画部を新設することを明らかにした。映像企画部は企画営業本部の下に置かれ、映像企画室と業務室から構成される。
映像企画部の新設に伴い従来の企画部は、テレビ企画部に名称変更する

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 国内最大手のアニメ制作会社である東映アニメーションは、7月1日付で新たに映像企画部を新設することを明らかにした。映像企画部は企画営業本部の下に置かれ、映像企画室と業務室から構成される。
映像企画部の新設に伴い従来の企画部は、テレビ企画部に名称変更する。企画営業本部はこのふたつの企画部に加えて、コンテンツ事業部、版権事業部、国際部の5部体制となる。
 また制作本部のもと第一製作部と第二製作部に分かれていた制作部が統合され、製作部となる。東映アニメーションは、企画部門と製作部門の連携をより強固するためとしている。

 東映アニメーションによる映像企画部の設立の目的は、多様化するメディアに的確に対応するためである。その事業領域は、オリジナル映画やCG作品、3‐D(立体)映画、インターネットやモバイルに対応した独自コンテンツとする。さらに映像企画部は、製作当初から海外市場を意識した作品の展開を推進する。
 いずれも東映アニメーションの新事業領域とされているものばかりで、映像企画部が同社の戦略部署であることが分かる。

 また、それぞれの分野では『ベルサイユのばら』や『虹色ほたる』の制作が進むオリジナル映画事業や『ロボディーズ -RoboDz- 風雲篇』の制作もあるCG事業は既に実績を築きつつある。
 一方で、3‐D映画やネットやモバイル向けの独自コンテンツなどはこれからの分野だ。いずれもアニメ業界では関心が高まっている分野だが、これらまでところ東映アニメーションで目立った動きはない。今後これらの領域で東映アニメーションの新たな動きも考えられそうだ。
 さらに当初から海外市場を念頭に置いた作品展開は、日本のアニメ企業の新たな方向性となる。

東映アニメーション /http://corp.toei-anim.co.jp/
《animeanime》
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