また、放映に先立つ7月2日24時45分からは、特別番組「常識にまどわされるな!大地震生き残れSP ~東京マグニチュード8.0~」を放映する。番組が始まる前に、『東京マグニチュード8.0』の魅力をいち早く伝える。
『東京マグニチュード8.0』は、『東のエデン』に続くノイタミナの完全オリジナル。大地震に遭遇した姉弟を中心に、日常が崩壊した東京の姿を描き出す。テレビアニメシリーズとして異例の題材だが、『攻殻機動隊S.A.C.』の演出を手掛けた橘正紀監督がこれに挑戦する。
制作は現在テレビ放映中の『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』など数々の人気作品作り出し続けているボンズ、そして4月に公開され大ヒットになった『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』を制作したキネマシトラスの2 社である。
実力派が揃って作り上げるパニックムービーアニメ『東京マグニチュード8.0』、これまで常識を打ち破る作品を手掛け、次々とヒットさせてきたノイタミナの新たな挑戦と言えるだろう。
また、今回、番組のオープニングテーマとエンディングテーマも、新たに発表された。オープニングテーマはabingdon boys schoolの『キミノウタ』、エンディングテーマは辻 詩音さんの『M/elody』だ。
Abingdon boys schoolは、西川貴教さんのボーカルを中心に、SUNAOさん(Guitar)、柴崎浩さん(Guitar)、岸利至さん(Keyboard&Programming)の4 人によるバンドプロジェクトである。今回はバンドの新しい魅力を引き出した爽快なロック・チューンで物語を表現する。
Abingdon boys schoolは、既にアニメ『戦国BASARA』でも番組タイアップ曲を実現している。今回はそれに続くもので、いよいよアニメファンにもお馴染みになりそうだ。
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今回のタイアップ決定について西川貴教さんは、社会派アニメとのコラボレーションへの挑戦を次のように語っている。
「abingdon boys school はこれまでもアニメへの楽曲提供をいくつか手がけているのですが、これまでのそれとは違い、今回は現代の日本を舞台にした"パラレルワールド"ということで、歌詞の部分ではこれまでの楽曲の中でも、特にストレートさに拘って制作しました。
近年の日本のアニメーションが世界的な評価を受ける中で、確実に一石を投じるであろう社会派アニメ『東京マグニチュード 8.0』に僕らも期待しています。」
一方、辻 詩音さんは、2008年にシングル『Candy kicks』でデビューした期待の新人アーティストである。幼少の頃から詩を書き始め、15 歳の時に自分のメロディにギターでコードをつけることを覚えた。音楽をやることを決意し高校を中退し、音楽の世界に入った。
今回はそんな詩音さんの創り出した『M/elody』のメッセージが、『東京マグニチュード8.0』の主人公・未来が「前向きに生まれ変わろう」とする姿と重なることから、エンディング曲に抜擢された。
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詩音さんは、『東京マグニチュード8.0』の作品世界について、やはり前向きさやひたむきさを感じ取る。
「初めて「東京マグニチュード8.0」という題名を聞いたとき、ドキっとしました。地震はいつきてもおかしくないことなのに、考えるのが怖くて避けて通ってきたように思います。
M/elody の歌詞の中に「見えない明日怖がったり…そんなことはもうやめよう」という部分があるように、怖がってるだけじゃなくちゃんと向き合って、今なにができるのかを考えたいと思いました。この作品が明日を前向きに生きるきっかけになれば嬉しいです!」
東京マグニチュード8.0 /公式サイト http://tokyo-m8.com/
7月9日より毎週木曜フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送
監督: 橘 正紀
シリーズ構成: 高橋ナツコ
キャラクターデザイン: 野崎あつこ
セットデザイン: 植田 均
3D 監督: 井野元英二
色彩設計: 加藤里恵
美術監督: 中島美佳
撮影監督: 大矢創太
音響監督: たなかかずや
音楽: 大谷 幸
制作: ボンズ/キネマシトラス