「ワンダと巨像」 ソニーピクチャーズがハリウッド映画化企画 | アニメ!アニメ!

「ワンダと巨像」 ソニーピクチャーズがハリウッド映画化企画

ニュース

 PS2向けのゲームソフトとしてソニー・コンピュータエンタテインメントが発売した名作ゲーム『ワンダと巨像』が、ハリウッド映画としてシルバースクリーンに登場するかもしれない。
 米国のエンタテイメント業界情報のバラエティの4月7日の報道によれば、ソニーピクチャーズは現在『ワンダと巨像』の劇場映画化企画を進めているという。脚本を『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チェンリー』も手掛けたジャスティン・マークスが担当し、プロデュースをケヴィン・ミッシャーが行なっているという。
 企画の詳細は述べられていないが、実写化とされていないこと、俳優に関しては全く言及されていないことからアニメーション映画である可能性も高い。

 2005年にソニー・コンピュータエンタテインメントが開発、発売した『ワンダと巨像』は、その映像美と表現、そしてシンプルなゲーム構造でゲーム業界に大きな驚きをもたらした。実際に映画化されるとなるとこうした独特の映像美がどのように表現されるかが注目となる。
 数多くある日本産のゲームから『ワンダと巨像』に目がつけられたのは、米国における作品のカルト的な人気に負うところが大きいだろう。『ワンダと巨像』の米国でのセールスは必ずしも大きなものではないが、専門家からの評価は極めて高いからだ。
 2006年には、第6回ゲーム開発者チョイスアワードで、米国のゲームオブザイヤー、ゲームデザイン賞、キャラクターデザイン賞、ビジュアル賞、イノベーション賞と主要部門を総なめにした実績がある。

 今回の映画化企画は、数多く存在する初期段階のハリウッド映画化企画のひとつではある。実現の可能性となると、これまで浮かんでは消えていった多くの日本産コンテンツの映画化企画と同様に不確かだ。
 それでも『ワンダと巨像』には、他のコンテンツと較べて映画化が実現する要素はかなり大きい。ひとつは、原作権をソニー・コンピュータエンタテインメントが持つ点である。同じ企業グループ内に原作があれば、翻案化に対する摩擦や収益の分配については通常よりとりまとめ易いだろう。

 また、ソニーピクチャーズは既に、ゲームの映画化やゲーム原作の作品配給で大きな実績を残している。『バイオハザード』シリーズの3本の映画は投資に見合う十分なヒットをしている。また、アニメーション映画でも『バイオハザード ディジェネレーション』や劇場サイズのオリジナル『ファイナルファンタジー アドベントチルドレン』の世界配給の成功により、ゲーム原作映画は手堅いビジネスとの思惑があるはずだ。
 さらに、名作ゲームとして『ワンダと巨像』には、続編ゲームソフトの根強い期待がある。これが映画と合わせて発売されれば、映画に匹敵する収益をゲームソフトから得られる。ビジネス面で考えれば、映画化のモチベーションは非常に大きい。

バラエティ / http://www.variety.com/
/"> Sony adapting 'Colossus' into movie
『ワンダと巨像』 公式サイト /http://www.jp.playstation.com/scej/title/wander/
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集