3月8日、第7回インディーズアニメフェスタの各受賞作品が発表された。インディーズアニメフェスタは、三鷹市の主催で、将来アニメーションに関わる様々な才能の発掘を目的として2003年から行われてきている。 会場となった三鷹市芸術文化センターでは、ノミネートされていた14作品が上映された。その結果、グランプリ＜三鷹賞＞に選ばれたのは、青木純氏の『スペースネコシアター』である。青木氏は第4回でも『コタツネコ』でロマのフ比嘉賞を受賞している。また、青木氏は昨年より足立区の芸術振興をPRするキャラクター「アダチン」のデザインとアニメーションを手がけるなど、各方面で活躍している。 このほか三上浩司賞に長尾武奈氏の『クレイジー・クレイ・レスリング』、萩野賢賞に飯田千里氏の『おふろジャングル』、鷲谷正史賞に鋤柄真希子氏の『蜉蝣』、斉藤紀生賞に柏木信太郎氏の『黒ときどき光』となっている。 『クレイジー・クレイ・レスリング』の長尾氏は『チェーンソー・メイド』で漫画家の楳図かずお氏に大絶賛されたクリエイターである。『おふろジャングル』の飯田氏は、東京国際アニメフェア2006の第5回東京国際アニメアワード公募部門で『そうじきとおんなのこ』が審査員奨励賞を受賞していた。 鋤柄氏の『蜉蝣』は、デジタル・スタジアムの第335回でオーディエンスセレクションとなっている。『黒ときどき光』の柏木氏は、前回『crayon』でのノミネートされていた。 第7回インディーズアニメフェスタの各受賞作品を含むノミネート14作品は、東京国際アニメフェア2009でも上映される。上映は会期3日目の3月20日を予定している。【真狩祐志】インディーズアニメフェスタ /http://www.mitaka-univ.org/iafesta/当サイトの関連記事/第6回インディーズアニメフェスタ受賞作品決定/第7回インディーズアニメフェスタ 上映スケジュール発表【第7回インディーズアニメフェスタ 受賞作品】グランプリ＜三鷹賞＞ 『スペースネコシアター』 青木純三上浩司賞 『クレイジー・クレイ・レスリング』 長尾武奈萩野賢賞 『おふろジャングル』 飯田千里鷲谷正史賞 『蜉蝣』 鋤柄真希子斉藤紀生賞 『黒ときどき光』 柏木信太郎
