三鷹市の主催によりアニメーションの才能を発掘する目的で行われているインディーズアニメフェスタは、例年三鷹の森アニメフェスタの2日目に実施されている。
今回はオープニングムービーの制作をイリジアルミ氏が行っている。イリジ氏は第18回CGアニメコンテストで『魔法の椅子』が佳作だったクリエイターである。
また先に発表されていたノミネート14作品のほかに、「クリエイティブ・キャリア・プログラム(CCP)」や「コズミック・ディスカバリーズ」の上映もある。「クリエイティブ・キャリア・プログラム(CCP)」は、三鷹市内の小学校で実施しているアニメーション制作を通じたキャリア教育である。第二小学校、井口小学校、第六小学校、中原小学校、南浦小学校の児童が制作したアニメーション作品の一部が上映される。
「コズミック・ディスカバリーズ」は、千代田区の科学技術で上映されているもののダイジェスト版となっている。スペースエンジンUniviewと、リアルタイム可視化技術を駆使して地球から宇宙の果てまでを描いた宇宙映像作品だ。
三鷹市は、国立天文台の三鷹キャンパスがあることでも知られているが、前回のインディーズアニメフェスタで「国立天文台による4次元宇宙シアター」が上映されたことのつながりでもある。
この4次元宇宙シアターを含む4次元デジタル宇宙プロジェクトは、第9回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門で審査委員会推薦作品にもなっていた。
今回の審査員は、東京工科大学メディア学部専任講師の三上浩司氏、ぴえろの萩野賢氏、東映アニメーション研究所の鷲谷正史氏、多摩美術大学グラフィックデザイン学科非常勤講師の斉藤紀生氏となっている。授賞式の前には、三鷹の森ジブリ美術館チケット抽選会も行われる。
【真狩祐志】
インディーズアニメフェスタ /http://www.mitaka-univ.org/iafesta/
当サイトの関連記事
/第7回インディーズアニメフェスタ ノミネート作品発表
