小学館 月刊少年サンデー「ゲッサン」 5月12日に創刊 | アニメ!アニメ!

小学館 月刊少年サンデー「ゲッサン」 5月12日に創刊

 大手出版社小学館が、5月12日から大型マンガ誌「月刊少年サンデー」(ゲッサン)を創刊することを発表した。月刊少年サンデーはその名前の通り週刊少年サンデーの兄弟誌の位置づけにある。
 3月4日の発表では、執筆作家陣の第1弾として、あだち充さんの名前が明らか

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 大手出版社小学館が、5月12日から大型マンガ誌「月刊少年サンデー」(ゲッサン)を創刊することを発表した。月刊少年サンデーはその名前の通り週刊少年サンデーの兄弟誌の位置づけにある。
 3月4日の発表では、執筆作家陣の第1弾として、あだち充さんの名前が明らかにされている。あだち充さんは、『タッチ』や『みゆき』、『H2』などを週刊少年サンデーに連載し、数々の大ヒット作を生み出してきた。

 新雑誌を告知する公式サイトでは「漫画力絶対主義」を掲げており、魅力ある作家とその作品を並べる方針だ。あだち充さん以外の執筆陣は、今後毎週水曜日に一人ずつ明らかにしていく。
 一方で、現役の実力作家だけではなく、新人育成にも力を入れる。小学館は今回の創刊に合わせて、新たな新人賞「GET THE SUN新人賞」を設立する。また、ウェブサイトでは、持込原稿の募集も行うなど、積極的に才能豊かな新人獲得に動く。
 
 国内出版界では売上と広告の双方が減少にあり、ここ数年大型雑誌、老舗雑誌の休刊が相次いでいる。こうした流れはマンガ雑誌にも押し寄せており、昨年も幾つかの有力誌が休刊に追い込まれた。小学館も、昨年夏にヤングサンデーを休刊している。
 そうした中で小学館による大型のマンガ雑誌月刊少年サンデーの創刊は、マンガファンには朗報だ。しかし、一方で、現在既に週刊少年サンデーの月刊版ともいえる月刊サンデーGXが存在することから、両誌の住み分けが難しくなりそうだ。ややマニアックなGX、より一般向けのゲッサンといった方法も考えられる。

 少年サンデーのライバルともいうべき週刊少年ジャンプでは、一昨年兄弟誌月刊少年ジャンプを休刊している。それを引き継ぐかたちで一昨年秋に、ジャンプスクエアが創刊された。
 相次ぐマンガ雑誌のリストラ、再生は、マンガビジネスとそれを取り巻く環境が大きく変わりつつあえることを示している。ジャンプスクエアと 5月に創刊される月刊少年サンデー、両誌の展開は、マンガビジネスの今後の行方を占うものとなりそうだ。

月刊少年サンデー 公式サイト /http://gekkansunday.net/top.html
《animeanime》
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