第13回手塚治虫文化賞 ノミネート マンガ7作品発表 | アニメ!アニメ!

第13回手塚治虫文化賞 ノミネート マンガ7作品発表

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 3月5日、今年で13回目を迎える手塚治虫文化賞のマンガ大賞候補7作品が、主催者の朝日新聞社から発表された。手塚治虫文化賞は故手塚治虫さんの業績を記念して、マンガ文化の発展の寄与を目的として、朝日新聞社が創設した。
 賞は前年の最も優れた作品に贈られるマンガ大賞、斬新な表現、画期的なテーマなどの清新な才能の作者に贈られる新生賞、短編を対象にした短編賞などがある。また、マンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈られる特別賞も設けられている。
 現在はマンガを対象にした日本を代表する賞のひとつになっている。昨年はマンガ大賞に石川雅之さんの『もやしもん』、新生賞に島田虎之助さんの『トライメライ』が選ばれている。

 発表された今年の候補作は、前年の11作品に対して7作品と少数に絞られたのが特長である。吉田秋生さんの『海街diary』(小学館)、くらもちふさこさんの『駅から5分』(集英社)、よしながふみさんの『大奥』(白泉社)、五十嵐大介さんの『海獣の子供』(小学館)、辰巳ヨシヒロさんの『劇画漂流』(青林工藝舎)、中村光さんの『聖☆おにいさん』(講談社)、さそうあきらさんの『マエストロ』(双葉社)である。
 いずれの作品も読者年齢を高めに置いたものが多く、読ませるマンガが今年の潮流となっているようだ。そうした中で2007年から連載が始まった、突飛な設定のギャクマンガ『聖☆おにいさん』が異彩を放っている。

 また、興味深いのは、昨年ノミネートされたながら惜しくも受賞を逃した作品が今年もノミネートされていることだ。『海街diary』と『大奥』、『海獣の子供』である。
 特に『大奥』は今年で3回目のノミネートになる。これは連載が続くなか、クオリティを落さず作品が継続していることを示しているだろう。昨年大賞だった『もやしもん』は、3回目のノミネートでの受賞だっただけに、『大奥』が三度目の正直で大賞に輝くのかも注目を集めそうだ。

 今回挙がったノミネート作品は、マンガ関係者による推薦結果を参考に、8人の選考委員がポイント投票を行い決定した。審査員は印口崇さん、呉智英さん、竹宮惠子さん、中条省平さん、永井豪さん、藤本由香里さん、三浦しをんさん、村上知彦さんである。昨年まで行なわれていた読者推薦の制度は今回からなくなっている。
 ノミネート作品は再び審査を経て、マンガ大賞を決定する。選考結果は4月中陣頃に、朝日新聞紙上と同社のウェブサイトで公表する。

手塚治虫文化賞 /http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/

【第13回手塚治虫文化賞最終選考ノミネート作品】
 ■ 「海街diary」 吉田秋生(小学館)
 ■ 「駅から5分」 くらもちふさこ(集英社)
 ■ 「大奥」 よしながふみ(白泉社)
 ■ 「海獣の子供」 五十嵐大介(小学館)
 ■ 「劇画漂流」 辰巳ヨシヒロ(青林工藝舎)
 ■ 「聖☆おにいさん」 中村光(講談社)
 ■ 「マエストロ」 さそうあきら(双葉社)
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