米国 児童文学翻訳賞に「精霊の守り人」 2年連続日本作品 | アニメ!アニメ!

米国 児童文学翻訳賞に「精霊の守り人」 2年連続日本作品

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 米国の児童図書館協会は、翻訳出版された海外児童文学のためのミルドレッド・L・バチェルダー賞の2009年の作品に『精霊の守り人』を決定した。バチェルダー賞は英語以外で書かれた児童文学のうち、米国で翻訳出版された中から最も優れた作品を選ぶものである。
 『精霊の守り人』の上質のファンタジー物語が、米国でも評価されたかたちだ。日本のファンタジー作家上橋菜穂子さんによる『精霊の守り人』は、キャッシー・ヒラノさんの翻訳により『Moribito: Guardian of the Spirit』のタイトルでArthur A. Levineより出版されている。

 『精霊の守り人』はアニメ化もされており、日本国内では1年間にわたる大型テレビシリーズとしてNHKで放映された。アニメ版は監督に神山健治さんを起用し、濃密な物語、映像の完成度から高い評価を得ている。現在、NHKでは、上橋菜穂子さんの別のファンタジー小説『獣の奏者』もアニメ化し、『獣の奏者 エリン』として放映中である。
 米国では『精霊の守り人』は、大手のアニメーション専門チャンネル カートゥーンネットワークでテレビ放映された。また、DVDは、中堅アニメ流通会社のメディアブラスターが展開している。

 バチェルダー賞を日本の作品が受賞をするのは、昨年に続き2年連続である。昨年は宮部みゆきさんの『ブレイブ・ストーリー』である。こちらもファンタジー小説で、2006年に劇場アニメ化されている。図らずもファンタジー小説、女性作家、大型アニメ化と共通する作品となった。
 相次ぐ日本の児童文学の受賞は、アニメやマンガの米国進出をきっかけに、小説などのテキストの作品も以前に較べて米国で出版しやすい状況が生まれているためかもしれない。日本は世界でも有数の小説大国だけに、出版の機会が増えれば今後もこうした受賞は増えるだろう。

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米国児童図書館協会 The Association for Library Service to Children
/http://www.ala.org/
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