サンデー、マガジン創刊50周年が記念切手 40作品が登場 | アニメ!アニメ!

サンデー、マガジン創刊50周年が記念切手 40作品が登場

 日本郵政の郵便事業は、3月17日に特殊切手「週刊少年漫画50周年I」を発行することを発表した。この切手は、日本を代表するマンガ雑誌「週刊少年サンデー」(小学館)と「週刊少年マガジン」(講談社)が、創刊50周年を迎えたことを記念したものである。
 郵便事業は

ニュース
注目記事
 日本郵政の郵便事業は、3月17日に特殊切手「週刊少年漫画50周年I」を発行することを発表した。この切手は、日本を代表するマンガ雑誌「週刊少年サンデー」(小学館)と「週刊少年マガジン」(講談社)が、創刊50周年を迎えたことを記念したものである。
 郵便事業は両誌の創刊日である3月17日に、10種類の80円切手を1シートにあしらった2種類の切手シートを発行する。2種類のシートはそれぞれが週刊少年サンデーの代表作で構成されたものと週刊少年マガジンの代表作で構成されたものとなる。

 シートにあしらわれた作品とキャラクターは1種類1作品ずつ、サンデーとマガジン合わせて実に20作品が登場する豪華版である。切手に登場するのは、週刊少年サンデーサイドが『カムイ外伝』、『パーマン』、『うる星やつら』、『サイボーグ009』など10作品。週刊少年マガジンサイドは、『8マン』、『巨人の星』、『あしたのジョー』、『タイガーマスク』などの10作品である。いずれも一時代を築いた作品である。
 切手は3月17日に全国の郵便局や郵便事業支店などで発売し、通信販売も行うとしている。発行枚数は各150万シートとしているが、人気作品ばかりだけに大きな話題を呼ぶことは間違いないだろう。
 
 郵政事業によれば、今回の切手は第1弾である。今年5月22日に、第2弾としてさらに20作品を取り上げた「週刊少年漫画50周年Ⅱ」を発行する。登場作品は年代順に並べられており、現在は1981年までである。第2弾では1982年から現在までの人気作品が登場すると見られる。どんな作品が登場するかこちらも楽しみとなる。
 また「II」発行時には、「I」と「II」の切手シートのほか、切手と作品の解説帳などを収めた切手解説帳の発行も予定している。こちらはコレクション用として人気になりそうだ。
 
 昨年来、「週刊少年サンデー」と「週刊少年マガジン」は創刊50周年を迎えて、会社の枠を超えた様々な記念イベントや企画を次々に打ち出している。今回は遂にそれが郵便事業にまで進出したかたちだ。
 公共事業と思われがちな郵便事業が、特定の雑誌の創刊50周年を祝うのはやや意外に感じる。しかし、郵政事業は2007年10月に民営化されているから問題はない。

 日本郵政はこれまでにもアニメシリーズの切手を発行しており、売上はいずれも好調である。こうしたキャラクター関連の特殊切手、記念切手は貴重な収益事業となっている。
 今回の「週刊少年漫画50周年」も、郵政民営化ならではの企画と言えるだろう。また、週刊少年サンデーと週刊少年マガジンの日本のマンガ史や、サブカルチャー史における存在感の大きさも示していそうだ。

日本郵政グループ /http://www.japanpost.jp/

【切手に登場する作品一覧】

《週刊少年サンデー》
  『おそ松くん』 (赤塚不二夫:1962年)
  『カムイ外伝』 (白土三平:1965年)
  『パーマン』 (藤子・F・不二雄:1967年)
  『ダメおやじ』 (古谷三敏:1970年)
  『プロゴルファー猿』 (藤子不二雄:1975年)
  『まことちゃん』 (楳図かずお:1976年)
  『がんばれ元気』 (小山ゆう:1976年)
  『うる星やつら』 (高橋留美子:1978年)
  『サイボーグ009』  (石ノ森章太郎:1979年)
  『タッチ』 (あだち充(あだちみつる:1981年)

《週刊少年マガジン》
  『8マン』 (平井和正/桑田次郎:1963年)
  『巨人の星』 (梶原一騎/川崎のぼる:1966年)
  『ゲゲゲの鬼太郎』 (水木しげる:1967年)
  『天才バカボン』 (赤塚不二夫:1967年)
  『あしたのジョー』 (高森朝雄/ちばてつや:1968年)
  『タイガーマスク』 (梶原一騎/辻なおき:1971年)
  『空手バカ一代』 (梶原一騎/つのだじろう:1971年)
  『愛と誠』 (梶原一騎/ながやす巧:1973年)
  『釣りキチ三平』 (矢口高雄:1973年)
  『翔んだカップル』 (柳沢きみお:1978年)
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集