小学館漫画賞に「ないしょのつぼみ」「岳~みんなの山」など決定 | アニメ!アニメ!

小学館漫画賞に「ないしょのつぼみ」「岳~みんなの山」など決定

 1月20日小学館は、今年で54回目となる小学館漫画賞の受賞4作品を発表した。受賞作品は漫画の世界の多様性を反映して、作品のターゲットごとに4部門に分かれている。
 児童向け部門はやぶうち優さんの『ないしょのつぼみ』、少年向け部門はあだち充さんの『クロスゲ

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 1月20日小学館は、今年で54回目となる小学館漫画賞の受賞4作品を発表した。受賞作品は漫画の世界の多様性を反映して、作品のターゲットごとに4部門に分かれている。
 児童向け部門はやぶうち優さんの『ないしょのつぼみ』、少年向け部門はあだち充さんの『クロスゲーム』、少女向け部門は桜小路かのこさんの『BLACK BIRD』、一般向け部門は石塚真一さんの『岳~みんなの山』である。

 受賞作品を眺めるとやはり話題作が多い。『ないしょのつぼみ』は、「小学校5年生」に連載された少女向けの性教育のマンガだ。その後、話題になり、単行本化やアニメ版も製作されている。エンタテイメントが多いマンガの中で、珍しい作品となっている。
 『BLACK BIRD』は、「ベツコミ」に連載されている妖との恋愛を巡る伝奇ラブロマン、『クロスゲーム』は青春もののスポーツマンガに定評があるあだち充さんの最新作、この春からテレビアニメ化も決まっている。
 『岳~みんなの山』は、山岳救助隊の日々を描く異色の作品である。2008年にマンガの読み手が選ぶマンガ大賞2008も受賞している。

 受賞作は全て小学館が刊行している雑誌の掲載作品から選ばれた。小学館漫画賞の受賞作を自社出版作品に限っていないが、賞には功労賞的な側面もあり、これまでも同社の作品から選ばれることが多かった。今回もそうした流れを踏襲しているようだ。
 作品の選考はまず審査委員のほか、漫画家、評論家、雑誌・新聞関係者、文化団体、書店関係者、一般読者が推薦を行う。推薦された作品を合評、討議のうえ候補作を選定、さらに審査委員の推薦・選評を通じ、最終審査委員会が受賞作を決定する。
 受賞者への贈賞式は3月3日東京・帝国ホテルで行われ、正賞のブロンズ像と副賞の100万円が贈られる。
 
第54回小学館漫画賞受賞作品
/http://www.shogakukan.co.jp/mangasho/

児童向け部門
『ないしょのつぼみ』 やぶうち優
小学校5年生(小学館) 掲載

少年向け部門
『クロスゲーム』 あだち充
週刊少年サンデー(小学館) 掲載

少女向け部門は
『BLACK BIRD』 桜小路かのこ
ベツコミ(小学館) 掲載

一般向け部門
『岳~みんなの山』 石塚真一
ビッグコミックオリジナル(小学館)掲載 
《animeanime》
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