10月18日から全国3館2週間限定で世界先行公開された『バオハザード ディジェネレーション』が、快調なスタートを切った。 公開最初の週末18日、19日、そして前売券の爆発的な売行きから急遽実施された17日夜の前夜祭3日間のチケットが全3館で完売する大盛況となった。 全3館で前夜祭・初日2日間の成績は、動員数6584人、興収は1000万円を超えた。さらに劇場プログラムは2459部が売れ、通常の購買率を大きく上回った。平日も引き続き好調で、新宿ピカデリーでは初回、2回目ともに完売となった。3館2週間限定公開で、興行収入4000万円が見込まれている。 劇場公開された3館は、東京・新宿ピカデリー、大阪・梅田ブルク7、名古屋・ミッドランドスクエア シネマだが、いずれも満席状態となり、初日特典の「ポスター絵柄版ポストカード」も瞬く間になくなった。 『バオハザード ディジェネレーション』は人気ゲームソフト『バイオハザード』シリーズ初のフルCG長編作品として話題を呼んでいるものである。シリーズ作品の人気の熱さと話題性、それに作品に対する期待の高さを感じさせるスタートである。 10月17日の新宿ピカデリーの前夜祭では、神谷誠監督、脚本の菅正太郎さん、カプコンの小林裕幸 プロデューサーを招いた舞台挨拶と質疑応答が行われた。 舞台挨拶では、神谷監督が作品の見所として、すべてのシーンをこだわりを持って作ったので、全部観て頂きたい」と述べた。そして、さらに「モーションキャプチャ-も、実際にアメリカの俳優さんを日本に呼んで行ったので、自然な動きになっていると思う。そこには注目して頂きたいです」と技術的な見所も紹介した。 小林プロデューサーは、「バイオハザードファンはもちろん、ゲームをやったことのない方にも楽しんで頂ける作品になったと思います。ゲームにも出てくるレオンを主人公にしたストーリーを作りたかったので、すごく満足しています」とゲームファンにも、そうでない人にも満足出来る点をアピール。 「ゲームからインスピレーションをもらって作った部分も多くあるので、ゲームのバイオハザードをやっている人は、その細かいこだわりの部分などがわかってもらえるのではないかと思います。繰り返し見ることで発見もあるかと思いますので、ぜひ、劇場で何度も観て頂きたいです」と菅正太郎さんもゲームファンにも満足して貰えることを目指した様子を紹介する。 また、Q&A ではファンから多くの質問が寄せられたが、なかには早くも続編についての質問があがった。神谷監督は「まずは、今回公開になったこの作品を多くの方に観て満足して頂きたい。続編については、それからですね。」と語った。 短い期間、限られた劇場と、厳しい条件にも関わらず、多くのファンを集めた『バオハザード ディジェネレーション』だが、今後の展開も気になるところである。(c)2008 カプコン/バイオハザードCG製作委員会バイオハザード ディジェネレーション 公式サイト /http://www.biohazardcg.com
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