
これはA4版程度の台の上に、デジタルカメラを備えた装置で、連続してコマ撮りをすることができる。カメラアームは回転する仕様で、様々なアングルから撮影することができるのが特徴だ。
画像はJPEG形式で、本体やSDカード(別売)に保存し、本体のボタン操作で連続して再生してアニメの動きを作ることができる。テレビへはビデオケーブルで接続する。
これまでクレイアニメーションやパペットアニメーションを制作する際の一つの面倒なことは、撮影台を用意することだった。「アニメスタジオ」を使えば、立体アニメを撮影するのがずっと手軽にできるほか、様々な台紙を背景として使うことで、二次元のアニメーションを作ることもできる。
機能は再生ボタンとボタン一つでサウンドエフェクトを付けるボタンがある以外は、余分な機能は備わっていない。露出やシャッタースピードなど、初心者に難しい機能がない分、むしろ手軽に楽しむことができる。
特に子どもが初めてアニメーションを作る場合、作画が崩れる二次元作品よりもミニカーやぬいぐるみなどで撮影する方が、達成感が得やすそうだ。
また、大人が使う場合も可動式のフィギュアを撮影したり、音楽を付けてダンスをさせるなど、シンプルが故に自由に使うことができるだろう。商品はすでに米国で発売されているものを日本製にチューンして発売する。
このほか、アガツマでは発売に合わせ、コマ撮り画像を動画データに変換する専用サイトを用意し、アップロード用のスペースやコミュニケーションのサービスを展開するとしている。
アガツマ /http://www.agatsuma.co.jp/
アニメスタジオ
発売日: 今秋予定
価格: 15750円(税込)
仕様: アルカリ単3乾電池3本使用(別売り)
/ANIME STUDIO (アニメスタジオ)