米国産マンガ人気No.1 「メガトーキョー」日本デビュー | アニメ!アニメ!

米国産マンガ人気No.1 「メガトーキョー」日本デビュー

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 「闘うイラストーリー・ノベルスマガジン」をキャッチフレーズに、講談社から雑誌「ファウスト」の最新刊Vol.7が2年振りに発売された。野心的な掲載作品、記事も注目される雑誌である。
 今回もSF作家筒井康隆氏が初めて挑戦するライトノベル『ビアンカ・オーバースタディ』や、幻のミステリ雑誌「幻影城」を取り上げるなど挑戦的である。
 そうしたなか今号は、海外から注目のマンガ作品が掲載されている。フレッド・ギャラガー氏による日本マンガスタイルの作品『メガトーキョー』である。

 『メガトーキョー』は、近年北米で注目されることの多い日本マンガスタイルの米国産作品の走りである。「ファウスト Vol.7」に掲載された作品の訳者:椎名ゆかり氏の解説によれば、2000年8月にウェブコミックとしてインターネット上で公開され、その後、急速に人気を集めた。現在は単行本も5巻まで発売されている。
 ウェブ上で全ての作品が閲覧可能であるにも関わらず、発売される単行本はグラフィック・ノベルのベストセラーに常にランキングされる。北米で最も人気のある米国産マンガと言われている。
 米国産マンガは近年注目が増しており、様々な出版社から作品が発売されている。しかし、現状では少数の作品を除けば必ずしも人気を博しているわけではない。そうしたなかで『メガトーキョー』は、ウェブ発という出自も含めて極めて特異な作品である。

 今回の掲載は、年末に講談社BOXから発売が予定されている同作品のプレビューの位置づけにある。しかし、今回は他の作品と併せての掲載となることで、より多くの読者の目に触れることになりそうだ。
 米国産マンガは、これまでに『アヴリル・ラヴィーン 5つの願いごと』や『プリンセス・アイ物語』などの単行本発売はあるが、まだまだ数は少ない。『メガトーキョー』のように作家性が強く打ち出された作品の紹介は、日本ではまだほとんど知られていない米国産マンガの世界を紹介する貴重な機会となる。

 『メガトーキョー』は作画だけみると、北米に数多くある他のマンガスタイルの作品と比べて抜群にうまいわけではない。むしろ、『メガトーキョー』の特徴は、作品の物語や世界観、マンガやゲームの愛好家が共有するオタクカルチャーの具現化である。
 日本でも必ずしも絵が上手い描き手が人気マンガ家になるわけでないように、北米でも作画だけでなく、様々な要素が作品を創り上げていることが理解出来るだろう。

メガトーキョー ウェブサイト /http://www.megatokyo.com/
講談社 ファウスト /http://shop.kodansha.jp/bc/magazines/faust/
《animeanime》
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