いまや夏休みの風物詩といえる『劇場版ポケットモンスター』の第11弾『ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ』が、7月19日に劇場公開された。 この日、東京・有楽町の日劇で、湯山邦彦監督、サトシ役の松本梨香さん、そして声優とし出演した豪華なゲストが舞台挨拶を行った。ゲスト陣は天才科学者ムゲン役の山寺宏一さん、メイド型人工知能インフィ役の中川翔子さん、世界を支配しようとする敵役に中村獅童さん、サトシ達が旅の途中で出会うレイラ役に南明菜さん、さらにお笑い芸人TIMさんらである。 湯山監督は、暑い中をありがとうございます、お客が入らないと映画は続きません、11年もシリーズが続いているのはファンのおかげですと観客に感謝の気持ちを述べた。 松本さんは、サトシは今年も戻ってきました!と毎年の映画を喜ぶと共に、昨日の満月に、多くの人が映画を喜んでくれるように祈りましたと作品にかける思いを紹介した。 その後に、ゲストながら毎年出演という快挙を続ける山寺さんがお馴染みの「おっはー」で挨拶。ちびっ子だけでなく、大きなお友達も多いですねと、ポケモン映画の人気の広がりを指摘する。 舞台挨拶では、山寺宏一さんがギネスに申請されているというサプライズ報告もあった。申請の内容は最も多くの異なる役でシリーズに声優出演した記録である。七色の声と言われる山寺さんに相応しい記録申請だ。 さらに中川翔子さんが、「ギザー」と挨拶、中村獅童さん、南明菜さんと大物の挨拶が続く。TIMさんたちが、楽しい掛け合いでアフレコの様子を紹介した後は、特別ゲストで世界のナベアツさんが登場するなど最後まで盛り上がった。 映画は今年も昨年に続き最新シリーズ ダイヤモンド・パールに基づくもの、ピカチュウのほかギラティナ、シェイミといったポケモン達が登場する。世界の危機に、サトシ達が冒険に旅立つという物語だ。 また前売券購入者には、ニンテンドーDS用ソフト『ポケットダイヤモンド・パール』の伝説のポケモン レジギガスがプレゼントされるほか、劇場ではシェイミのプレゼントを行っている。このシェイミは、この秋発売の「ポケットモンスター プラチナ」に連れて行くとフォルムチェンジするという仕掛けがある。 映画館だけでなく、ゲームを通じてさらに楽しみが広がっていく。こうした企画が子供たちに支持されたことが、ポケモン映画大ヒットの秘密である。 実際に昨年興収50億円を突破した『ディアルガVSパルキアVSダークライ』に続き、前売券の販売枚数は200万枚突破している。初日の劇場も満員で、今年も既に絶好調な滑り出しとなっている。また、6シリーズ連続前売り券100万枚突破は世界的にみても類をみない記録だ。 既にこの記録は、ギネスブックに申請中である。観客動員数は昨年までで累計4335万人、興収465億円である。今年のいずれかの時点で累計興収500億円突破の声を聞くことになりそうだ。劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール「ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ」 公式サイト /http://www.pokemon-movie.jp/
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