今回のグランプリは台湾から応募された『Adventures in the NPM』に決定した。この作品は台湾の国立故宮博物院の案内を兼ねた短編で、所蔵する各文化財がいきいきとしたキャラクターとして描かれている。 この他、海外の受賞作品はSIGGRAPH 2007でベストショウ賞だった『Ark』(Grzegorz Jonkajtys)や昨年のオタワ国際アニメーションフェスティバルにノミネートされていた『The Lost Puppet』(Moin Samadi)などとなっている。
国内の受賞作品を順に見ていくと、学生部門優秀賞に加藤隆氏の『THE CLOCKWORK CITY』がある。加藤氏は今回、クリエーターズワールドにも出展している。 企業賞には動画革命東京の作品が2点ある。A.I.I賞となった糸曽賢志氏の『コルボッコロ』と東京ビッグサイト賞となった堀江弘昌氏の『ラブ・ローラコースター』である。TOKYO MX賞には仁藤潤氏の『JIRO AND MIU』、日経エンタテインメント!賞には村越陽平氏の『BLOCK MAN』が選ばれている。