国内食品大手の日清製粉グループ(日清製粉G)は、2008年3月から三鷹の森ジブリ美術館が行うアニメーション作品紹介事業の三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーに特別協賛する。 日清製粉Gは、今回の特別協賛により日本の文化風土の育成に貢献したいとしている。 三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーは、数々の人気劇場映画を生みだしてきたアニメーション製作会社スタジオジブリの作品を世界に紹介する三鷹の森ジブリ美術館が、昨年3月から始めたものである。 日本のアニメーションだけでなく、世界中の良質なアニメーション作品を広く紹介することを目的としている。これまでに6作品、『王と鳥』、『雪の女王 新訳版』、『春のめざめ』などの作品を紹介している。 今後日清製粉Gは、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー事業を積極的にサポートしていく。そのひとつとして、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーが現在年3本ペースで進めている劇場公開作品の告知のために日清製粉Gが協賛広告を新聞に出す。 第1弾の作品は、3月15日に公開される『パンダコパンダ』となる。『パンダコパンダ』は三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーが扱う初の国内作品で、現在はスタジオジブリに所属する高畑勲さんと、宮崎駿さんも制作には携わっている。 一方、上映される映画やポスターなどの宣材素材には「特別協賛 日清製粉グループ」のクレジットが入る。そして、こうした協賛活動にはジブリ美術館ライブラリーと日清製粉グループがコラボレーションしたセットロゴを使用する。 このほかにも、今後実施する様々なイベントなどで、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーと日清製粉Gでの取組みを目指す。 スタジオジブリのアニメは、世界的に知名度の高く、ブランド力も大きい。一方で、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーの紹介する作品は、優れた作品が多いが知名度は必ずしも高くない。 そうした作品の普及を目指すための事業であるが、その入り口になる認知度の向上はなかなか難しい作業である。今回の日清製粉Gの特別協賛による広告面でのサポートは、今後大きな力を発揮するだろう。日清製粉Gにとってもジブリ美術館のセレクトした映画は、良質で安心感があるだけに企業イメージ向上に貢献するに違いない。日清製粉グループ /http://www.nisshin.com/三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー /http://www.ghibli-museum.jp/library/
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