ルーカス・フィルムとワーナ・ブラザース、ターナー・ブロードキャスティングは、完全新作の劇場アニメーション『スター・ウォーズ クローン大戦』を8月15日に全米公開することを明らかにした。
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映画は『エピソード2/クローンの攻撃』と『エピソード3/シスの復讐』のふたつの映画の時代に挟まれた頃の話で、映画でも活躍するアナキンやオビ=ワン、パメラ・アミダラなどの御馴染みのキャラクターに加えて、新キャラクターも登場する。
かつて『スター・ウォーズ』は劇場映画9部作とされていたが、ジョージ・ルーカス氏は、6作で劇場映画は終わりと述べファンを失望させてきた。一方で、小説やテレビ番組での『スター・ウォーズ』は、その世界を拡大する一方である。
今回映画化される『スター・ウォーズ クローン大戦』もそうした作品のひとつである。作品はカートゥーンネットワークで放映されたアニメーションのミニシリーズ『スター・ウォーズ クローン大戦』の設定に基づいている。
このシリーズは日本人には馴染みが薄い短編シリーズ(各話15分)のため、日本ではあまり話題にならなかったが米国では評価が高く人気も高い。
またルーカス、ワーナ、ターナーの3社は、この映画が長大な物語のはじまりに過ぎず、さらなる物語はカートゥーンネットワークで秋から放映されるテレビアニメーションシリーズ(各話30分)に引継がれるとしている。今回の映画は特別編のアナザーストーリーではなく、新たなスターウォーズ・サガの始まりといって良さそうだ。
エグゼクティブプロデユーサーのジョージ・ルーカス氏は、「スター・ウォーズは、まだ語られるべき話が多く残っている。出来ればそれをアニメーションでやりたいと考えていた」と語っている。作品はカリフォルアとシンガポールに拠点を持つルーカス・フィルムアニメーションが制作する。
米国では今年8月15日に、既に実写版『ドラゴンボール』の公開も決まっている。アニメから実写化される映画と実写からアニメーション化される映画と対照的な作品が、同日に公開されることになる。このふたつの映画対決も気になるところだ。
スター・ウォーズ・ドットコム /http://www.starwars.com/