東京ゲームショウ2008来場者調査 CESAがリリース | アニメ!アニメ!

東京ゲームショウ2008来場者調査 CESAがリリース

 毎年、コンピューターエンターテインメント協会(CESA)が、東京ゲームショウで行っている来場者調査報告がCESAの公式サイトでアップされた。この調査は長年続けられているが、調査の内容の深さやサンプル数の多さ、回答者の範囲が広いことから、ゲームユーザーの動向

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 毎年、コンピューターエンターテインメント協会(CESA)が、東京ゲームショウで行っている来場者調査報告がCESAの公式サイトでアップされた。この調査は長年続けられているが、調査の内容の深さやサンプル数の多さ、回答者の範囲が広いことから、ゲームユーザーの動向を示す調査として毎年大きな注目を集めている。 
 また、その質問項目は、ゲーム機の保有状況やプレイ状況、購買意欲といったものからゲーム音楽やゲームのレーティングに関する考え方など多岐に渡る。

 今回このなかで来場者がゲーム以外で関心のあるものについての質問では、これまで通り「マンガ・アニメ」がトップで、64.6%となっている。来場者全体の2/3が「マンガ・アニメ」関心を持っていることになる。
 一般的に言及されることの多いゲームとアニメ・マンガとのユーザー層の重なりを示していると言える。

 また調査には毎回異なったテーマの質問が設けられるが、今回は食とファッションという少し意外な分野が入っている。
 食のほうでは、ゲームをしながら取る飲食物を聞いている。これは「水・お茶」、「ジュース・炭酸飲料」がそれぞれ55%、それに「スナック菓子」が40%とトップ3となっている。

 ファッションでは、ファッションを気にするほかどうかの質問しているが、全く気にしないとの回答は10代後半から20代の男性でも2割台で、ゲームファンはファッションに構わないというステレオタイプな見方はあまり当てはまらないようだ。
 またゲームキャラクターを利用したファッションは、「自分で着たいとは思わないが、他人が着るのは構わない」が多数を占めており、あまりユーザーの支持を集めていない。

 東京ゲームショウ自体に関する質問項目で興味深いのは、イベントを知った経路で「友人・知人・家族」とした人が2年連続で大きく増えたことである。同様に「テレビ」でとした人も2年連続で大きく伸びている。
 一方、ゲーム専門誌を挙げた人は2年連続で減っており、過去数年の東京ゲームショウの来場者数の伸びが、ライトなゲームファンの伸びによって支えられていることを伺わせる。

 また、今回の東京ゲームショウ2007は、コンテンツ系のイベントを統合した大型イベントコ・フェスタのオープニングと位置づけられていた。
 しかし、コ・フェスタの認知度は8.8%とほとんどの来場者が知らなかった。これは来年以降のコ・フェスタの課題となりそうだ。

コンピューターエンターテインメント協会(CESA) /http://www.cesa.or.jp/
東京ゲームショウ /http://tgs.cesa.or.jp/
《animeanime》
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