米国アニー賞 12月3日ノミネート発表 2月8日受賞発表 | アニメ!アニメ!

米国アニー賞 12月3日ノミネート発表 2月8日受賞発表

 アメリカのアニメーション関連の賞であるアニー賞の組織委員会が、同賞の受賞日程を発表している。主な日程では、ノミネート作品の発表が12月3日、受賞発表と授賞式が2008年2月8日となる。作品の応募は10月5日に既に締め切られている。
 アニー賞は国際アニメーショ

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 アメリカのアニメーション関連の賞であるアニー賞の組織委員会が、同賞の受賞日程を発表している。主な日程では、ノミネート作品の発表が12月3日、受賞発表と授賞式が2008年2月8日となる。作品の応募は10月5日に既に締め切られている。
 アニー賞は国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)のハリウッド支部が主催をしており、規約に明記されていないがアメリカで公開された作品を対象としている。
 劇場アニメーションや短編アニメーションでは海外作品のノミネートや受賞も見られるが、テレビ分野などでは海外作品が対象となることはほとんどない。
 
 本年のアニー賞の見所は、やはり劇場アニメーション関連の各賞の行方となりそうだ。そう考えて2007年のアメリカの劇場アニメーションのシーンを振り返ると、大ヒット作品は幾つかあるがこれぞ本命という作品に欠けた様子となっている。
 劇場興収だけでみれば『シュレック3』、『レミーのおいしいレストラン』、『ザ・シンプソンズMOVIE』、『TMNT』、『ミート・ザ・ロビンソンズ』などの名前が挙がるだろう。ただし、ビジネス的な側面より、アニメーション作品としての完成度を厳しく判断するアニー賞の審査員に『ザ・シンプソンズMOVIE』、『TMNT』がどのように判断されるかは微妙なところである。
 しかし、それ以外の『サーフアップ』や『ハッピーネバーアフター』などの作品はあまりにも影が薄い。審査委員にとってノミネート作品を選ぶのは、かなり大変な作業となりそうだ。

 本来はこうした年は日本の作品の活躍が狙えるのだが、2007年にアメリカで本格的に公開された劇場日本アニメは、『パプリカ』(今敏監督)のみである。この『パプリカ』も、本格的な公開は今年5月であるが、昨年12月に小規模な商業公開を行っているため今年のノミネート対象にならない可能性がある。
 もし『パプリカ』にアニー賞のノミネート資格があり(かつ作品の応募がされていれば)、かなりの活躍が期待できるが現状は不明である。

 結局2007年は例年通り、ドリームワークスの『シュレック3』とピクサーの『レミーのおいしいレストラン』の2作品を軸にした争いというあまり代わり映えのしない展開となりそうだ。
 また、それはアカデミー賞を含めたアニー賞以外の賞レースでも同様のことが言えるだろう。

アニー賞公式サイト /http://annieawards.org/
《animeanime》
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