GONZOが北米向けに制作したテレビアニメ『アフロサムライ』が、1月4日から米国の大手ケーブルテレビのスパイクTVで放映され注目を浴びている。作品は全5話のミニシリーズで、木曜日の夜11時から放映される。 作品は父を殺されたアフロサムライが、親の敵を追って旅をするロードムービーである。米国人に人気な「侍」をテーマに、アメリカのポップカルチャーのなかで大きな位置を占めるブラックカルチャーをふんだんに盛り込んでいる。 原作者は日本人の岡崎能士氏、制作はGONZOであるが、音楽はヒップホップでキャラクターも日本のアニメというよりもアメコミ調という新しいタイプの日本アニメである。 スパイクTVが作品を大きく扱っていることもあり、米国のメディアの関心も高い。ニューヨークタイムズやアニメーション・ワールド・ネットワークなどが作品の紹介や批評を掲載している。 今回の作品はミニシリーズだが、好評ならばさらに長いシリーズの制作もとされているだけに、続編も期待出来るかもしれない。 スパイクTVは大手ケーブルテレビMTVグループの総合チャンネルである。チャンネルのコンセプトはMTVを観る視聴者に向けて、音楽だけでなく映画やドラマ、スポーツを届けるである。若い世代に向けたポップカルチャーチャンネルとして人気が高い。 スパイクTVの公式サイトでは、この『アフロサムライ』の第1話が放映とほぼ同時に全編無料配信されているのも注目である。 これはブロードバンドの普及が遅れている米国ではあまりみられないサービスで、こうしたところには日本流のビジネスが取り入れられているようだ。作品だけでなく、ビジネスのやりかたにも日米の融合が見られる。 もっともこの配信は米国・カナダ限定で、VIZメディア・カートゥーンネットワークの「Toonami Jetstream」同様に日本から観ることは出来ない。 日本の放映はフジテレビが出資しているため同局で放映される可能性が考えられるが、今後の日本での展開は発表されていない。通常のアニメと異なり、日本のファンがリリースを待つ状態になっている。/スパイクTV /アフロサムライ特設コーナー
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