『スキージャンプ・ペア』シリーズで知られる真島理一郎氏は、韓国のアニメーション映画祭「アニインパクト」で『インディーズ3Dアニメーションの可能性』と題したが講演会を行なう。「アニインパクト」は12月14日からソウルで始まり、その後、光州と順天を巡回する。 このうち真島氏はソウルと光州で、講演を行なう。真島氏の作品は、インディーズアニメーションも多様な展開を行なうことで商業的に成功出来る代表的な例として韓国でも関心が高い。そうしたことから今回の企画が実現した。 講演会はアニインパクトと日本国際交流基金ソウル文化センターが主催するもので、講演会以外に真島氏の作品を中心とした上映会も行なわれる。 『スキージャンプ・ペア~Road to TORINO 2006』など真島氏の全作品およそ20本と、デジタルハリウッドのアーティストの代表作品約30本がまとめて上映される。日本のインディーズアニメーションを韓国に紹介する数少ない機会となる。 真島氏はデジタルクリエイターの養成などで知られるデジタルハリウッドの卒業生で、同校の卒業制作として最初の作品『スキージャンプ・ペア』を制作した。その後、広島国際アニメーションフェスティバルやアヌシー国際アニメーション映画祭などでも受賞するなど注目を集めた。 そのユニークなアイディアから多くのファンを持ち、エイベックスから発売されたDVDは、累計売上枚数が50万枚を超えるなどこれまでのインディーズアニメーションの考え方を大きく変えている。近年のインディーズアニメに対する注目のきっかけのひとつにもなっている。 また、最近では2006年1月に劇場映画として長編バージョンが制作されたほか、パチンコ機『CRスキージャンプ・ペア』の導入や、プレイステーション2へのゲーム展開、着ムービーなどの多様な展開で、さらに新しい可能性をみせている。/スキージャンプ・ペア公式サイト /デジタルハリウッド
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