米国で日本マンガの出版・流通を行なう大手企業TOKYOPOPは、冬目景氏の人気漫画『羊のうた』の実写映画化権を獲得したと発表した。 『羊のうた』は現代日本を舞台に、吸血鬼の主人公を中心に物語が展開する。TOKYOPOPは北米で英語版の『羊のうた』の翻訳出版も手掛けている。 プロデューサーは、TOKYOPOPのCEOスチャアート・リヴィ氏が行なう。同氏はハリウッドで脚本を書き上げた後、日本人監督のもと西ヨーロッパでキャスティングを行い、東ヨーロッパで撮影をしたいとしている。西洋と東洋にまたがる企画を目指す。 映画化企画の詳細は、10月22日から六本木ヒルズで開催される東京国際映画祭共催企画TIFCOM内のTokyo Project Gatheringプレゼンテーションで発表される。今回の企画に興味を持った企業は、六本木ヒルズの商談会でビジネスミーティングを行なうことが出来る。 TOKYOPOPは米国でのマンガビジネスを事業の中心としており、実写映画への取り組みを表明したのは今回が初めてになる。 同社は昨年もTokyo Project Gatheringで、米国産のマンガ『プリンセス・アイ』の映画化企画をプレゼンテーションしたが、その時の企画はアニメ映画であった。/TOKYOPOP /Tokyo Project Gathering /TIFCOM /東京国際映画祭
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