蛙男商会など新作Flashアニメの紹介に力を入れるDLEは、イタリアで開かれるアニメーション映画祭イ・カステッリ・アニマーティの国際部門に武藤健司氏のFlashアニメ『Bubble Knight』を公式出品すると発表した。 作品はDLEの委託により武藤氏が制作をしたものである。主人公の少年が海岸で見つけた貝殻から海底の世界に吸い込まれてしまうという異次元の世界で展開されるアドベンチャー・ストーリーになっている。一見フラッシュアニメらしくない独特の作画が持ち味である。 そうした点は、Flashアニメの可能性を広げる点でも興味深い作品とも言える。また、アイディアとテクニックの新しさが、今回ノミネート作品に選ばれた理由であると考えても良いだろう。 イ・カステッリ・アニマーティ国際アニメ映画祭は世界8大アニメーション映画祭のひとつとして、ヨーロッパでは広く知られている。これまでにも山村浩二氏の『頭山』やジブリ作品などもノミネートされている。 Flashアニメは国内では作品発表の場の拡大や商業化など2006年に大きな転換点を迎えた。今後はそうした変化が海外にも及ぶのかが大きな関心事になるだろう。 今回、Flashアニメをノミネート作品として海外の映画祭に出品することは、日本のFlashアニメに対する海外の反応を知る点でも意味がある。Flashアニメは国境を越えるという点でも、既に転換期に入っているかもしれない。 『Bubble Knight』は今年の東京国際アニメフェアで、DLEにより既に発表されている。作品はシリーズ化され、年内に大手メディアで放映される予定もあり、国内での動きも目が離せない。/イ・カステッリ・アニマーティ国際アニメ映画祭/DLE
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