アメリカのアニメーション分野で最も知られたアニメーション分野の映画賞であるアニー賞が2006年度の候補作品の募集を開始した。また、ノミネート作品の発表、授賞式の発表日も合わせて発表されている。 アニー賞のエントリーは審査員側が勝手に選ぶのでなく、応募作品のなかから選ばれる。そのため作品の応募がなければ、どんな評価の高い作品でもノミネートにすら選ばれない。 その応募受付は既に開始されており、締切りは10月6日となっている。さらに10月27日までに審査のための資料を送付することが必要になる。 その後、国際アニメーションフィルム協会ハリウッド支部(ASIFAハリウッド)の審査を経て、12月4日にノミネート作品が発表される。 このノミネート作品のなからASIFAハリウッドのメンバーが投票によって受賞作品を決めることになる。受賞作品の発表と授賞式は、2月13日を予定している。 今年の日本アニメのノミネートの可能性については、あまり高くないと考えられる。賞の目玉でもある長編アニメーションのエントリー条件は、2006年の1月1日から12月31日の間に米国で劇場公開されていることが条件になるが、現在のところその条件に合致する作品はほとんどないからだ。 また、今年は大作3DCGアニメーションの当たり年とされている。ピクサーの『カーズ』や20世紀FOX『アイスエイジ2』、ソニー『モンスターハウス』、ドリームワークス『森のリトルギャング』などの有力作品だけでノミネート5作品の枠を超える勢いである。 おそらくノミネート作品の大半はこうした大作3DCGアニメーションで占められることになるだろう。そして、受賞作品の最有力候補はその高い評価と興行成績の裏づけから『カーズ』であることも間違いない。 一方、他のテレビアニメーションやCMアニメーションについては、アニー賞がアメリカのアニメーション業界人に選ばれることもあり日本アニメへの関心は必ずしも高くない。 また、通常は日本のアニメから候補作品へのエントリーも多くないため、こちらも日本アニメの活躍はあまり期待出来ない。 そうであっても短編アニメーション部門や個人賞、特別賞も含めて、世界の最大のアニメーション市場の業界人がどういった基準でアニメーション評価するのか知る機会になる。それは受賞作品だけなくノミネート作品などを見るとことでもきっと理解出来るに違いない。 10月6日 候補作品受付最終日12月4日 ノミネート作品発表2007年2月13日 アニー賞授賞式/アニー賞公式サイト /国際アニメーションフィルム協会ハリウッド支部(ASIFAハリウッド)
【推しの子】「ブルーロック」「薩摩ホグワーツ」… 2023年の「ネット流行語100」ノミネートワード発表 2023.11.22 Wed 12:30 ドワンゴとピクシブが、各社が運営する「ニコニコ大百科」と「…