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また、海外企業も中国、韓国など東アジア各国を中心に73社とこちらも過去最高に達した。
イベント関連では昨年は一箇所だったステージがふたつに増えたことから、ステージを利用した各社の新作発表や記者発表が急増した。この結果、シンポジウムも含めて、同時進行する企画が急増している。最早、1人でアニメフェアの全体をチェックするのは不可能であろう。
参加者は個々の興味に応じて参加するイベントを決めるしかない。規模の拡大と機能強化の中での唯一の欠点といえる。
これはビジネスイベントだけでなく、一般公開日も同様である。本日の会場を周ってみると、例年に較べて企業ブース内に特設ステージを設けている企業が目立っていた。
自社ブースも利用したイベントを入れると、土曜日、日曜日は、史上空前のアニメイベントラッシュになりそうだ。
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それ以上に重要なのは、18歳未満の入場禁止などの入場者への規制を強化したことである。ビジネスデイに子供が駆け回るような昨年までのビジネスの場には似つかわしくないといったビジネス環境が大きく改善された。
今年も昨年と同様に、海外からのバイヤーの姿は目立った。また、どの会社の商談ブースも、打ち合わせで埋まっているのが目についた。これまでトレードショウには馴染まないとされてきた日本のアニメビジネスも大きく変わりつつあるようだ。
また、これまではほとんどなかった海外のプレスも目にするようになった。さらに、アジアなどの国からの視察団体も目立った。業界のなかのイベントとしてのTAFの注目が世界的に増しているといえそうだ。
/東京国際アニメフェア