アメリカの大手子供チャンネルのカートゥーンネットワークは、宮崎駿監督の劇場アニメを連続放映する予定である。放映されるのは子供向けに人気番組を放映するToonamiと呼ばれる土曜日夜の時間帯で、ゴールデンタイムになる。 作品のラインナップは、3月18日放映予定の『千と千尋の神隠し』を始め、『もののけ姫』(3月25日)、『天空の城ラピュタ』(4月1日)、『風の谷のナウシカ』(4月8日)の4作品である。 宮崎アニメの大手ケーブルテレビでの放映は、今年1月のターナー・クラシック映画チャンネルでの放映に続くものである。今年に入り、アメリカの一般的なテレビが宮崎アニメを相次いで放映することになる。 ターナー・クラシック映画チャンネルでは、上記の4作品に加えて『となりのトトロ』や他のジブリ作品『耳をすませば』などが放映された。 これまでアメリカで宮崎アニメは専門家の間では高い評価を受けてきたが、必ずしも一般的な知名度は高くなかった。アメリカではエンターテイメントというより、むしろアート映画と見られがちだった。 このため最近までは、80年代、90年代の宮崎作品をアメリカのファンが観たいと思っても視聴方法が限られていた。 しかし、2003年の『千と千尋の神隠し』のアカデミー賞獲得以後から、次第にアメリカでのメディアの露出が増え始めた。特に、昨年は『ハウルの動く城』の米国公開や旧作ジブリ作品のビデオグラム(DVD・ビデオ)の発売が相次ぐなど、宮崎アニメがこれまでより身近な存在になった。 今回のカートゥーンネットワークの宮崎アニメ放映も、アメリカにおける宮崎アニメの大衆的な広がりの一端といえるだろう。 考えてみれば日本でも、宮崎アニメの初期の劇場作品は必ずしも興行的に大成功というわけではなかった。 テレビでの放映を繰り返すことでしだいにファンを獲得し、結果的に大きなムーブメントになった。同じことがアメリカでも繰り返すことが出来るかは判らない。しかし、こうした放映を通じて、これまでより多くの人が宮崎アニメにふれることになるだろう。/米カートゥーンネットワーク /Toonami /ターナー・クラシック映画チャンネル
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