昨年1年間に公開されたデジタル作品の中から優秀な作品や制作者を選び表彰するデジタル・コンテンツ・オブ・イヤー/第11回AMD AWARDが、財団法人デジタルメディア協会より発表された。大賞には、昨年無料動画配信を幅広く手掛けたUSENの手掛ける新サービス「GyaO」が選ばれた。 また、ベストプロデューサー賞には同じく「GyaO」が、ベストディレクター賞には『ALWAYS 3丁目の夕日』、ベストビジュアルデザイナー賞には『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』、ベストプログラマー賞には「Google Earth/ GoogleローカルGoogle /デスクトップ」、ベストライターには「ウィツキペディア日本語版」が選出されている。 このほか、デジタルコンテンツに貢献著しい人物を表彰する功労賞には、アニメ監督の富野由悠季氏とアニメ風のフィギアなど日本のサブカルチャーをモチーフにした作品を発表してきた現代美術家の村上隆氏が選ばれた。 富野由悠季氏は、1979年に発表された『機動戦士ガンダム』などでエンターテイメント分野のアニメーションに強い影響を与えてきたことはよく知られている。昨年は、『劇場版機動戦士Zガンダム』の2本の劇場作品を世の中に送り出した。また、今年は新作のシリーズアニメ『リーンの翼』を他のメディアに先駆けてインターネットで公開するなど、新しい技術分野でも積極的に活躍している。 アニメーション関連では、『創聖アクエリオン』や『鴉-KARAS-』、『KAKURENBO』、『機動戦士Zガンダム‐星を継ぐ者-』などもノミネート作品としてあがっていた。しかし、ビジュアルデザイナー部門は、その映像が国内外の映画祭で高く評価された『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』となった。 デジタルメディア協会は、デジタルメディアの発展を目的に関連企業が中心となって運営されている。AMDアワードはデジタルコンテンツ産業の発展、 作品の質的向上、人材育成を目的に1995年に設けられ、今年で11回目を迎える。 賞は、クリエーターや作品だけにとどまらず、新サービスなども対象になっているのが特色である。/財団法人デジタルメディア協会
アカデミー賞長編アニメーション賞、ラトビア発アニメ映画「Flow」が受賞!ハリウッドメジャー大作を抑えてオスカーに 2025.3.3 Mon 13:06 ラトビアの新鋭ギンツ・ジルバロディス監督の最新作となるアニ…