韓国の文化観光部は、1月4日に韓国政府が2006年から2010年までの間にアニメーション産業の育成に764億ウォン(約92億円)を投資することなどを含む「アニメーション産業中期成長戦略」を発表した。 この戦略では、産業のための資金の確保や制作技術インフラの整備、人材育成、海外輸出の強化、アニメ産業関連の法整備などを掲げている。こうした制作を通じて、現在、3000億ウォンとされる韓国のアニメーション産業の市場規模を、2010年までに1兆ウォンまで引き上げるといった目標を掲げている。 このため政府は、初年度の2006年に110億ウォンをアニメーション産業分野に投資するのをはじめ、2010年までに764億ウォンを投資する。また、文化部はアニメーション産業に毎年200億ウォンを投資するアニメファンドを設け、それに40%の投資をする予定である。残りの60%については、制作会社や配給会社、放送会社が出資することになる。 韓国が映画・アニメ・ゲームなどのカルチャー分野のコンテンツ育成に力を入れているのはよく知られた事実である。しかし、アニメーション分野に特化した産業の育成策を打ち出したのは、今回が初めてになる。 打ち出された政策の多くは、日本のコンテンツ政策と重なる部分とも少なくない。しかし、日本以上に強い海外展開指向を打ち出しており、またこれまで培った高い技術力を背景とした脱下請け指向も強い。ここで重要なのは政府が産業に投じる資金の過多ではなく、明確な目標の設定とその目標に向かって進む強い意識であろう。 今回の目標が2010年までにどの程度達成されるかによって韓国のアニメーション産業の将来も大きく変わってくる。また、そうした韓国の状況は、日本のアニメ産業にとっても大きな影響があるに違いない。/韓国文化観光部(日本語)
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