「ハウル」の久石譲 LA批評家協会音楽賞受賞(12/12)
12月10日にロサンゼルス批評家協会賞が発表された。このなかで日本の『ハウルの動く城』の作曲をした久石譲が音楽賞を受賞した。次点が発表されるこの賞では、次点はやはり日本映画である『トニー滝谷』を作曲した坂本龍一であった。アメリカの映画の賞では珍しい日本
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久石譲は現代音楽の作曲家として活動をする一方で、映画音楽の作曲も積極的に手掛けている。とりわけ宮崎駿監督のアニメ映画では『風の谷にナウシカ』以来、『となりのトトロ』、『千と千尋の神隠し』など数多くの作品を手掛けてきた。今では、宮崎アニメには欠かせない顔となっている。
アニメーション作品の音楽賞受賞は、昨年の『Mr.インクレディブル』、一昨年の『ベルヴィル・ランデブー』に続いて3年連続になる。劇場アニメーションにおける、音楽の重要性がハリウッドでも認識されているといえるだろう。
しかし、アニメーション賞は、イギリスのアードマン制作でドリームワークスが配給を行った『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』が受賞をし、『ハウルの動く城』は受賞を逃した。アニメーション部門で前評価の高い『ウォレスとグルミット』の強さをみせつけた。この作品の監督ニック・パークは、1996年にも『ウォレスとグルミット』シリーズの制作に対してアニメーション賞を受賞している。同じシリーズ作品により2度の受賞を成し遂げたことになる。
ロサンゼルス批評家協会賞は、その名前のとおりロサンゼルス地区の映画批評家協会員による投票によって決まる。全米各地にある地区ごとの批評家協会の選ぶ映画賞のひとつである。
しかし、ハリウッドのお膝元のロサンゼルスにあることから、ニューヨーク批評家協会賞と同様に影響力が大きく、アカデミー賞の前哨戦のひとつとして見なされている。アニメーション賞については、アカデミー賞より早い1987年から設けられているが、長編部門、短編部門は存在しない。
また、アカデミー賞より玄人好みの作品が受賞することが多く、アニメーション部門でも、アカデミー賞では受賞を逃した『アイアンジャイアント』やフランスアニメーションの『ベルヴィル・ランデブー』といった受賞作品がある。2002年には『千と千尋の神隠し』も受賞している。
/ロサンゼルス絵愛が批評家協会
/2005年の受賞作品一覧
/久石譲オフィシャルサイト
/ハウルの動く城公式サイト