インターネットを通じてアニメ作品の配信をしているバンダイチャンネルは、劇場版Zガンダムでも好調な富野由悠季監督の新作アニメ『リーンの翼』のブロードバンド配信開始が12月16日に決まったと発表した。『リーンの翼』は、30分アニメ6本の本格的なオリジナルアニメ作品にもかかわらず、インターネット先行で作品を公開することで話題を呼んでいる。このほか、バンダイチャンネルによれば、同作品はブロードバンド配信以外にも、PSPやモバイルを利用した作品公開も念頭に入れている。 今回のブロードバンド配信は、バンダイチャンネルを通じて全6話のうち各1話を525円(税込)で視聴するかたちになっている。525円という価格設定は、ブロードバンドの配信としては高めの設定で、通常のレンタルビデオよりも高い価格帯である。 新作アニメという付加価値で、こうした価格でどの位の視聴者が確保出来るかがこのビジネスの鍵といえそうだ。それでも、この価格は視聴者の数が10万人でも売上は5250万円となり、単純な計算ではこのブロードバンド配信だけでの収益の確保は厳しそうである。 むしろ、今回のブロードバンド配信は今後予定されるDVDの発売やコミック展開を含めた宣伝効果が重視されているといえる。深夜放送の大人向けのアニメと同様の考え方と言ってもいいだろう。そう考えれば、TVの放送料が必要な深夜テレビの放送より、ある程度の視聴料の入ってくるブロードバンド配信のほうがビジネスモデルとしては優れているかもしれない。/バンダイチャンネル /バンダイビジュアル /サンライズ /リーンの翼公式サイト
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