9月から米国カートゥーンネットワークで放映が開始される『NARUTO』の注目が米国でさらに高まっている。毎週の検索の多かった単語の総合ランキングを発表する検索エンジン:LYCOSのLYCOS50によると、『NARUTO』は総合ランキングで先週31位からさらに順位を上げて今週は19位になった。 『NARUTO』の検索ランキングは8月の第一週に急上昇ランキング1位(総合圏外)に取り上げられてから、初登場40位⇒31位⇒19位と順調にランキングをあげていることになる。 この順位は、米国で人気の高い『犬夜叉』(24位)や『遊戯王』(圏外)を抜き去り、日本アニメでは『ドラゴンボール』(5位)、『ポケットモンスター』(8位)に次いでいる。こうしたファンからの注目の高まりに連れて、ビジネス面での『NARUTO』にも注目が高まっている。 それは『NARUTO』が、『ポケットモンスター』、『ドラゴンボール』、『遊戯王』以来のビッグヒットになるかどうかである。こうした作品は、人気がマニアだけでなく大衆レベルに広がれば、大きな利益を生み出すことをこれまで証明して来ている。米国の大衆市場は想像以上に大きく、一端、人気が出ると長続きする特徴があるからだ。 サブカルチャー情報の有力オンラインマガジンWIRED NEWSは、「アニメの次世代:ANIME, Next Generation」の記事の中で、現在の米国における日本アニメの状況を説明する中で『NARUTO』に触れている。業界は『ドラゴンボール』の後継作を探しているが、その有力候補だというわけである。また、先のLYCOS50の結果や 「『NARUTO』を観ていると楽しくなる。」、 「『NARUTO』は、『ドラゴンボール』のいいところ全て取り入れて、無駄な部分を省いている」というファンの声を紹介している。 にもかかわらず、WIRED NEWSは『NARUTO』の不安要素にファンサイトやファンサブの存在を上げている。ファンサイトでは日本で放映された最新作までのあらすじが掲載されているからである。 いずれにしても、9月10日の本放映とそれに続く関連商品の販売動向が『NARUTO』が『ドラゴンボール』の後継者になりえるのか、ファン活動が作品の人気に影響を与えるのかを明らかにするだろう。/LYCOS50 /NARUTO公式サイト(米国) WIRED NEWSの記事 /Anime, the Next Generation WIREDの日本サイトに日本語の記事が出たので追加します。/米国でさらに人気を集める日本製アニメ
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