7月14日付の米国の映画業界情報サイトのVarietyは、米国の大手映画会社ニューラインシネマが現在企画を進めている岩明均氏原作の『寄生獣』のマンガ実写化にスパーバイザーとして日本の清水崇監督と交渉中であると伝えている。 『寄生獣』は自分の体に寄生した異星人と共生する少年を主人公とするSFマンガで、1990年から1995年まで講談社の月刊アフタヌーンに連載された。全10巻からなり日本でも大きな人気がある。また、清水監督は、『呪怨』とその米国でのリメイク版『THE/JUON呪怨』を日米両国で大ヒットさせ、ハリウッドでは日本を代表する大物監督として知られている。 バラエティによれば『寄生獣』は、米国でもTOKYOPOPよりコミック版全12巻が発売されており、今回は原作コミックに基づいて映画化されることになるという。現在の脚本はフィル・ヘイ氏とマット・マンフィールド氏が執筆したものを元にマット・ドレイク氏が書き直したものが存在している。清水氏は、この脚本をスーパーバイズすると見られが、実際に仕事に着手するのは『THE/JUON呪怨2』の完成後になるという。 また、プロデューサーには、アングリーフィルムのドン・マフィー氏とヘンソンピクチャーのリサ・ヘンソン氏、クリスティーン・ヘンソン氏それに『THE/JUON呪怨』のプロデュースも行った一瀬隆重氏が加わる予定であるとしている。 『寄生獣』の米国での実写映画化については、1999年頃には上記アングリーフィルムのドン・マフィー氏が講談社より実写化権を買い取ったニュースが報じられている。その際には、既にヘンソン社もこの企画に加わっていた。1999年の時点では、脚本家として前出のマット・マンフレッド氏とフィル・ヘイ氏の名前も挙がっている。 また、2001年頃にはアングリーフィルムとヘンソンが監督に『メンインブラック』の監督で知られているボゥ・ウェルチ氏と上記の脚本家マット・ドレイク氏と交渉したとも伝えられている。その後、しばらく動きが止まっていたが、このドン・マフィー氏の企画と権利、脚本が、ニューラインシネマに引継がれて現在の企画になっていると考えられる。 現在、ニューラインシネマは『寄生獣』以外にも日本マンガ原作の『モンスター』の実写化の企画も持っており、日本のマンガコンテンツに大きな関心を示している。バラエティの記事 /Helmer gets 'Parasyte'/ニューラインシネマ
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