中間法人日本動画協会は、先頃、日本動画協会と東京財団の主催で行われたアニメーション感想文(評論文)コンテストの結果を公表している。9名の審査員により応募総数368件の中から一般部門18名、高校生以下部門11名の計29名が1次審査を通過た。その中から一般部門では最優秀賞に立樹美季さんの『アニメ版『ボボボーボ・ボーボボ』はカブキである』、高校生以下部門では『ベルサユウのばら』のアンドレの死について語った桃通ユイさんの『おいていくのかぁッ!ー「肉体」と「精神」、アニメにおける死の表現-』が最優秀賞に選ばれた。 さらに一般部門の優秀賞にマリー・タナダさんの『「火垂るの墓」とアジア系学生』、丸山能里枝さんの『アニメ映画ハウルの動く城の届けるメッセーヂと、アニメーション映画の意識』 、高校生以下部門で武田絵利奈さんの『巌窟王を巡る懊悩』が選ばれた。最優秀賞と優秀賞を受賞した作品は、日本動画協会のウェッブサイト上で公開されている。 一次予選を通過した作品のタイトルをみると、扱われている題材の幅の広さに驚かされる。ジブリ作品を筆頭に『カウボーイビバップ』や『鋼の錬金術師』、『ガンダムSEED』など人気作品が取り上げられる一方で、今回の一般部門の最優秀賞の『ボボボーボ・ボーボボ』や『ドラえもん』といった子供向けの作品、さらには『プラネテス』や『千年女優』といったマニア好みのあまり日の当たらない作品まで含まれている。こうした作品の幅の広さは、そのまま日本のアニメ作品の幅の広さを示しているともいえるだろう。 さらに、個別の作品でなくアニメそのものにテーマを設定しているものあり、今後のアニメ評論の広がりを期待させる結果になっている。/日本動画協会 /東京財団
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