米国のエンタテイメント情報のオンラインマガジンVariety.comの2月3日の記事によると、ディズニーは宮崎駿監督の人気アニメで知られる『魔女の宅急便』の英語版劇場映画を計画している。ただし、これはスタジオジブリの映画のリメイクではなく、新たに角野栄子氏の原作から映画化を行なうものである。 このため『The Dangerous Lives of Altar Boys』の脚本で知られるジェフ・スコットウェル氏が、昨年に米国で発売された角野氏の英語版の原作を基に新たに『キキ(英題:Kiki)』と名付けられた脚本を書くという。 また、スコットランド人のプロデュサーであるスーザン・モントフォード氏とドン・マーフィー氏、マーク・ゴードン氏が権利確保のためにチームを組んでいる。ディズニー系の配給会社ブエナビスタのトップであるニーナ・ジャコブソン氏は既に企画の先買権を収得した。また、彼女は、劇場映画担当のジョンソン・リード氏と共にこの企画に携る予定であると伝えられている。 スタジオジブリとディズニー社は配給やビデオグラムの流通などで業務提携をしており、今回の話が全くジブリの知らないところで起きている可能性は低いと考えられる。宮崎監督の『魔女の宅急便』の米国でのリメイクが実現可能とはとても思えない。そうした事情から、原作自体から新たな映画を製作する企画が立ち上がって来たのでないかとの想像も出来る。いずれにしろ、ジブリ版の『魔女の宅急便』とは別の映画として製作するのは両者に取っても最も理想的な形でないだろうか。 宮崎監督もディズニー社もアニメ映画製作に当たって原作を取ることは少なくない。一方で、共に原作を大きく変えてしまうことでも知られている。日米の2大アニメスタジオによる同じ原作から派生する物語がどのように違って来るのか興味深い。/Variety.com /ディズニー映画公式サイト /ブエナビスタ公式サイト /角野栄子ホームページ アマゾンへのリンク/魔女の宅急便 福音館文庫著者 角野栄子 イラスト 林明子 735円(税込)
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