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声優・矢島晶子さんトークショーの様子
学校法人立志舎(所在地:東京都墨田区、以下本学)が運営する、専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ21 (※1)のマンガ・アニメクリエイション学科は、株式会社アクロスエンタテインメントの協力のもと、2026年7月26日(日)に声優・矢島晶子(ヤジマ アキコ)さんをお迎えした「オープンキャンパス特別企画 声優・矢島晶子さんトークショー」(以下、本イベント)を開催いたしました。
本イベントでは、声優という仕事の幅広さやアニメ制作の裏側、自身のデビュー当時の苦い失敗談、そしてエンターテインメント業界や声優を目指す中高生たちへ、温かいメッセージが語られました。
トークショーの冒頭、矢島さんは声優という職業が担う仕事の幅広さについて解説しました。
■ 開催概要
『オープンキャンパス特別企画 声優・矢島晶子さんトークショー』日時:2026年7月26日(日) 13:00~15:30
場所:学校人立志舎 錦糸町キャンパス アルカタワーズ校舎
対象:中学生・高校生、およびその保護者
定員:30名
参加費:無料(オープンキャンパス内イベントとして開催)
協力:株式会社アクロス・株式会社アクロスエンタテインメント
■ 声優の仕事は「アニメ」だけじゃない――街のアナウンスから教材まで
アニメーション、外国映画の日本語吹き替え、ナレーション、ゲームボイス、街中や駅のアナウンス、カーナビゲーションの音声、オーディオブックや語学教材の日本語音声など多岐にわたる活躍「アニメーションは、アニメーターさんや監督が描かれた2次元のキャラクターに声をプラスすることで、人間味を吹き込み、観ている方の心に届けるお仕事です。一方、外国映画の吹き替えは、完成された作品を日本人がより深く理解できるよう、日本の文化や言葉のニュアンスに合わせた表現へ、架け橋を渡す役割があります」と解説しました。
また、アニメーションは声優だけで作れるものではなく、クライアント、制作プロダクション、監督、演出、作画監督、音響効果、スタジオスタッフなど、数多くのスタッフとの共同作業であるというチームワークの重要性を強調しました。
特に、監督や演出の意図をマイク前の役者に分かりやすく伝える「音響監督」の存在について触れ、「音響監督さんが間に入って上手に伝えてくださるからこそ、役者も最高の演技を発揮できます」と感謝を語りました。
■ 「初アフレコで大失敗」――下積み時代に学んだマイクワークと身だしなみのマナー
続いて語られたのは、矢島さん自身のデビュー当時のエピソードです。もともと舞台役者を目指していた矢島さんは、一度は一般企業で店頭販売員として働いていた経歴を持ちます。その後、舞台役者の夢を捨てきれず、友人が所属する劇団への出演をきっかけに、当時の事務所関係者からスカウトを受け、声優の道へと進みました。しかし、見学に行った現場(アメリカン・コメディ映画)で、急遽セリフを任されることに。
「マイクワーク(限られたマイクの前にタイミングよく入れ替わる技術)も何も教わっていない状態だったので、先輩方が目まぐるしく入れ替わる動きに全くついていけず、音響監督から何度も怒られてしまいました。とてもショックを受けましたが、好きなら頑張りなさいと励まされ、絵をしっかり見ることやアフレコの仕組みを必死に勉強しました」と語りました。
さらに、服装や身だしなみについての重要性も教わったと言います。
「当時は穴が空いたスニーカーで現場に行っていました。ですが、相手に不快感を与えない最低限の清潔感や身だしなみを整えることは、一緒に働く相手へのマナーなのだと教わりました。身だしなみや挨拶、笑顔といった大人としてのマナーは、現場で気持ちよく仕事をする上で欠かせないものだと今でも実感しています」
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■ オーディションのリアル ――落ちて当たり前、へこみすぎずに次へ生かす
オーディションの話題では、現在の声優業界の厳しさと、向き合い方についてアドバイスが送られました。一つの役に数十人~数百人が挑むため、落ちる経験の方が圧倒的に多いのがプロの世界。矢島さんは、不合格になっても心が折れないためのメンタル維持の方法を以下のように語りました。
・落ちてもへこみすぎない:たまたま、今回はご縁がなかった。キャスティングのバランスとして「今回は待ってね」と言われているかもしれない。そこまで気にしないこと。
・「誰かの心に残りますように」と一回一回のお芝居に全力を尽くす:クライアントさんが望んでいる役に当てはまらなかったが、「声が印象的であるから何か違う作品の時にはぜひ参加してもらいたい。」と次に繋がるように毎回全力を尽くします。
・受かった人の演技を見て研究する:何が求められていたのかを分析し、次の材料にする。
また、近年は事務所内での選考を通過しなければオーディションすら受けられない時代になっているため、「日常的な挨拶やマナー、やる気を見せることが、巡り巡ってチャンスを掴むことにつながる。一緒に頑張りましょうね。」と語りました。
■ 進路に悩む若い世代へ「柔軟な心と、日常の経験を大切に」
トークショーの終盤では、参加した中学生、高校生に向けて、将来へのヒントとなるメッセージが贈られました。「一番伝えたいのは『柔軟でいましょう』ということです。好きなことを一直線に目指すのも素晴らしいですが、固執しすぎず、柔軟な心でいてほしい。一度は就職し、そこから舞台役者を目指したものの、巡り巡って声優という仕事に出会い、今はとても満足しています。もしうまくいかなくても、あなたにベストマッチする仕事があるはずです。」
さらに、表現者として、そして一人の大人として日頃から取り組むべきアドバイスをいただきました。
・家事や日常の自立: 一人暮らしができるよう、掃除や料理など身の回りのことを一人でできるようにしておく。
・自分を落ち着かせる方法を持つ: メンタル管理のために、友達と話す、何かを聴く、落ち着く香りを嗅ぐ、など自分に合ったリラックス法を編み出しておく。
・日常の経験を芝居の「引き出し」にする: 嬉しかったことや辛かったこと、あらゆる経験を自分の中に保管し、演じる時に取り出せるようにする。
・言葉の勉強: アナウンサーの話し方やアクセントをよく聴き、新聞や本、文字はなんでも音読・録音して聞き直すトレーニングをする。
■ 参加者からの質問コーナー
イベント後半の質問コーナーでは、来場者からの質問に矢島さんが丁寧に答えました。[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109076/27/109076-27-826f25c79f34ee2ea29fc25fe732b4ff-3900x2925.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Q1. 声優に必要な力として「演技力」「声」「コミュニケーション能力」の内、一番大切なのは?
「全部です!」
演技力は言わずもがな基本ですが、現場は人と人との繋がりで成り立っているため、コミュニケーション能力も不可欠です。また、「この声を聞くと癒される、元気が出る」と思ってもらえるような、人の心に届く声の力も大切になります。
Q2. キャラクターの声はどのように作っているのですか?
「作ろうと思って作っていない」
台本を読み込み、ト書きや絵の表情、シーンの気持ちを素直に汲み取れば、自然と声や、表現が出てきます。頭で考えすぎて作り込みすぎず、まずは自然に演じてみることが大切です。
Q3. 長年『野原しんのすけ』を演じる中で大切にしていたことは?
5歳児のしんちゃんに対して、私はどこか憧れがありました。堂々としていて本当に自由で、いいなと。演じる上では、作り込まずに「自然体でお芝居をすること」「リアルに演じること」をモットーにしていました。時代とともに変わるアニメのテンポやスピード感に無理に合わせるのではなく、常に自然さを大切に画面に向き合っていました。
Q4. AIによる音声合成/生成技術が進む中、人間の声優だからこそできることは?
「心を持った生きてる人間だからこそできる、感情のこもった表現です。これだけは絶対にAIには負けません。」と語りました。
トークショーを終えて
今回「声優・矢島晶子さんトークショー」を終えて参加者からは「声優の仕事の幅の広さを知り、驚きとともに、より一層の魅力を感じた」
「すごい声優さんにもデビュー当時には失敗があるのだと、逆に勇気をもらった」
「『1つ1つの芝居に全力を尽くす』というお言葉に感動した」
と様々な感想をいただき、将来エンターテインメント業界を目指す中高生にとって大変貴重な経験を提供することができました。
今後も本学では、進路選択に役立つイベントを多数実施いたします。
中学生、高校生が「好き」なことに自信を持ち、その「好き」に関するプロを目指す学びを提供していきます。
専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ21 (※1)
マンガ・アニメクリエイション学科:https://www.nihonschool21.ac.jp
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※1...専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ21は2027年4月より『立志舎東京鉄道デジタルクリエイト・スポーツ&ダンス専門学校』へ校名変更予定
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学校法人立志舎 広報部03-3624-5403 / kouhou@all-japan.ac.jp
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